オブジェクトのグループの管理 (Visual Basic)
多くのアプリケーションでは、関連するオブジェクトのグループの作成および管理が必要になります。 オブジェクトをグループ化するには、オブジェクトの配列を作成する方法と、オブジェクトのコレクションを作成する方法があります。
オブジェクトの配列
配列は、比較的柔軟性に欠ける構造体です。 配列のサイズを実行時に変更するには、ReDim ステートメント (Visual Basic) を使って宣言し直す必要があります。 また、配列の要素はすべて同じデータ型である必要があります。 一方、配列には、すべての要素を連続処理したり、空の要素を保持したりできるという利点があります。 このような理由から、配列は、数が固定されている厳密に型指定されたオブジェクトの作成および処理に最も適しています。
詳細については、「方法: オブジェクトの配列を作成する (Visual Basic)」を参照してください。
オブジェクトのコレクション
コレクションでは、オブジェクトのグループをより柔軟に処理できます。 コレクションはクラスなので、コレクションに要素を追加するには、事前に新しいコレクションを宣言する必要があります。 配列の場合とは違って、コレクションで扱うオブジェクトのグループは、アプリケーションの変更に伴う必要に応じて動的に拡大および縮小できます。 コレクションに追加する任意のオブジェクトにはキーを割り当てることができ、そのキーに基づいてオブジェクトを取得および操作できます。
Collection クラスを使用して、一般化されたコレクションを作成できます。 コレクションにディクショナリやリンク リストなどの特定の機能が必要な場合は、.NET Framework の System.Collections 名前空間のいずれかのクラスから作成できます。 System.Collections.Specialized 名前空間には、より特殊なコレクション クラスが用意されています。
要素が 1 つのデータ型だけに限定されているコレクションの場合は、System.Collections.Generic 名前空間のクラスのいずれかを使用できます。 ジェネリック コレクションでは、タイプ セーフが強制されるため、他のデータ型を追加することはできません。 ジェネリック コレクションから要素を取得する場合は、データ型を判断したり、変換したりする必要はありません。
詳細については、「方法: オブジェクトのコレクションを作成する (Visual Basic)」を参照してください。
参照
処理手順
方法: コレクションの項目を追加、削除、および取得する (Visual Basic)
参照
System.Collections.Specialized