CEditView クラス
Windows のエディット コントロールの機能を提供するビュー クラスの一種であり、シンプルなテキスト編集エディターを実装できます。
class CEditView : public CCtrlView
解説
CEditView クラスには、以下の機能が追加されています。
印刷
検索と置換
CEditView クラスは CView クラスから派生したものなので、CEditView クラスのオブジェクトはドキュメントやドキュメント テンプレートで使用できます。
CEditView コントロールの各テキストは、クラスのグローバル メモリ オブジェクトに保持されます。 アプリケーションでは、任意の個数の CEditView オブジェクトを持つことができます。
上記の付加機能を持つエディット コントロールを使いたいときや簡単なテキスト エディター機能を使いたいときは、CEditView 型のオブジェクトを作成します。 CEditView 型のオブジェクトはウィンドウのクライアント領域全体を占めることができます。 基本機能に機能を追加または変更する場合、あるいはドキュメント テンプレートに追加できるクラスを宣言する場合には、CEditView から独自のクラスを派生します。
クラスの既定の実装CEditView、次のコマンドを処理します。ID_EDIT_SELECT_ALL、 ID_EDIT_FIND、 ID_EDIT_REPLACE、 ID_EDIT_REPEAT、および ID_FILE_PRINT。
CEditView の既定の文字数の制限は、(1024 * 1024 - 1 = 1048575) です。 この値は、基になるエディット コントロールの EM_LIMITTEXT 関数を呼び出すことで変更できます。 ただし、制限値はオペレーティング システムとエディット コントロールの種類 (単一行または複数行) によって異なります。 これらの制限値の詳細については、「EM_LIMITTEXT」を参照してください。
コントロールでこの制限値を変更するには、CEditView クラスの OnCreate() 関数をオーバーライドして、次のコード行を挿入します。
GetEditCtrl().SetLimitText(nNewVal); //nNewVal, the new character limit
CEditView 型のオブジェクト (または CEditView から派生した型のオブジェクト) には、以下の制限があります。
CEditView は真の WYSIWYG (What You See Is What You Get) の編集機能は実装しません。 画面表示の読みやすさと印刷出力の美しさでは、CEditView では画面表示の読みやすさを選択しています。
CEditView は、単一のフォントのみを表示できます。 特別な文字フォーマットはサポートしていません。 より高機能のクラスについては、CRichEditView クラスを参照してください。
CEditView に使用できるテキストの最大値も制限されています。 この制限値は、CEdit コントロールと同じです。
CEditView の詳細については、「MFC で使用できる派生ビュー クラス」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxext.h
参照
処理手順
SUPERPAD サンプル:CEditView を使用してテキストを編集しているサーバーの編集 Visual を示します