double (C# リファレンス)
double キーワードは、64 ビットの浮動小数点数値を格納する単純型を表します。 double 型の有効桁数とおおよその範囲は、次のとおりです。
型 |
おおよその範囲 |
有効桁数 |
.NET Framework 型 |
---|---|---|---|
double |
±1.5 × 10−324 ~ ±1.7 × 10308 |
15 ~ 16 桁 |
リテラル
既定では、代入演算子の右側にある実数値リテラルは double として扱われます。 ただし、整数を double として扱う必要がある場合は、サフィックス d または D を使用します。次に例を示します。
double x = 3D;
変換
数値の整数型と浮動小数点型を 1 つの式に混在させることができます。 混在する場合は、整数型が浮動小数点型に変換されます。 式の評価は、次の規則に従います。
浮動小数点型のうちの 1 つが double である場合、式は double になります。関係式またはブール式では bool になります。
式に double 型が 1 つも存在しない場合、式は float になります。関係式またはブール式では bool になります。
浮動小数点の式に含まれる値は、次のとおりです。
正および負の 0
正および負の無限大
非数 (NaN)
有限の 0 以外の値
値の詳細については、「IEEE Standard for Binary Floating-Point Arithmetic」(IEEE の Web サイト) を参照してください。
使用例
次の例では、int、short、float、および double を加算した結果が、double 型として出力されます。
// Mixing types in expressions
class MixedTypes
{
static void Main()
{
int x = 3;
float y = 4.5f;
short z = 5;
double w = 1.7E+3;
// Result of the 2nd argument is a double:
Console.WriteLine("The sum is {0}", x + y + z + w);
}
}
// Output: The sum is 1712.5
C# 言語仕様
詳細については、「C# 言語仕様」を参照してください。 言語仕様は、C# の構文と使用法に関する信頼性のある情報源です。