_ltoa、_ltow
長整数を文字列に変換します。 これらの関数のセキュリティを強化したバージョンについては、「_ltoa_s、_ltow_s」を参照してください。
char *_ltoa(
long value,
char *str,
int radix
);
wchar_t *_ltow(
long value,
wchar_t *str,
int radix
);
template <size_t size>
char *_ltoa(
long value,
char (&str)[size],
int radix
); // C++ only
template <size_t size>
wchar_t *_ltow(
long value,
wchar_t (&str)[size],
int radix
); // C++ only
パラメーター
value
変換される数値。str
結果の文字列。radix
value の基数。
戻り値
各関数は str へのポインターを返します。 エラーの戻り値はありません。
解説
_ltoa 関数は、value の数字を null で終わる文字列に変換し、その結果 (最大 33 バイト) を str に格納します。 radix 引数は、value の基数を 2 ~ 36 の範囲で指定します。 radix が 10 で value が負の場合、格納された文字列の最初の文字はマイナス記号 (–) です。 _ltow は、_ltoa のワイド文字バージョンです。2 番目の引数および _ltow の戻り値は、ワイド文字列になります。 これらの関数は Microsoft 固有の関数です。
セキュリティに関するメモ |
---|
バッファー オーバーランを回避するには、変換された数字と後続の null 文字や符号を格納するために十分なサイズの str バッファーを確保してください。 |
C++ では、これらの関数にテンプレートのオーバーロードがあります。 詳細については、「セキュリティ保護されたテンプレート オーバーロード」を参照してください。
汎用テキスト ルーチンのマップ
Tchar.h のルーチン |
_UNICODE および _MBCS が未定義の場合 |
_MBCS が定義されている場合 |
_UNICODE が定義されている場合 |
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_ltot |
_ltoa |
_ltoa |
_ltow |
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
_ltoa |
<stdlib.h> |
_ltow |
<stdlib.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
使用例
「_itoa」の例を参照してください。