コンボ ボックス スタイル
MFC では、以下のコンボ ボックス スタイルを使用できます。
CBS_AUTOHSCROLL ユーザーが行末に文字を入力したときに、エディット コントロール内のテキストを自動的に右にスクロールします。 このスタイルが設定されていないと、四角形境界内に収まる長さのテキストしか入力できません。
CBS_DISABLENOSCROLL リスト ボックス内の項目が少なく、スクロールする必要がない場合、垂直スクロール バーを使用できない状態で表示します。 このスタイルが設定されていないと、項目が少なくてスクロールする必要がない場合、スクロール バーは表示されません。
CBS_DROPDOWN ユーザーがエディット コントロールの横にあるアイコンを選択しないとリスト ボックスが表示されない点を除いて、CBS_SIMPLE と同じです。
CBS_DROPDOWNLIST エディット コントロールが、リスト ボックス内で現在選択されている項目を表示する静的なテキスト項目に置き換えられる点を除いて、CBS_DROPDOWN と同じです。
CBS_HASSTRINGS 文字列で構成される項目を格納するオーナー描画コンボ ボックスです。 コンボ ボックスは文字列に割り当てるメモリやポインターを維持するため、アプリケーションで、GetText メンバー関数を使用して特定の項目のテキストを取得できます。
CBS_LOWERCASE 選択フィールドとリスト両方のすべてのテキストを小文字に変換します。
CBS_NOINTEGRALHEIGHT コンボ ボックスのサイズが、そのコンボ ボックスがアプリケーションによって作成されたときの指定サイズと同じになるように指定します。 通常は、コンボ ボックスに表示される項目が一部だけにならないように、Windows によってコンボ ボックスのサイズが調整されます。
CBS_OEMCONVERT コンボ ボックス エディット コントロールに入力されたテキストを ANSI 文字セットから OEM 文字セットへ変換し、その後、ANSI 文字セットに戻します。 これにより、コンボ ボックス内の ANSI 文字列を OEM 文字に変換するためにアプリケーションが Windows 関数 AnsiToOem を呼び出したときに、文字変換が適切に処理されます。 このスタイルは、ファイル名を保持するコンボ ボックスで使用すると役に立ちます。CBS_SIMPLE または CBS_DROPDOWN のスタイルが適用されているコンボ ボックスでだけ指定できます。
CBS_OWNERDRAWFIXED リスト ボックスのオーナーが、そのリスト ボックスの内容を描画します。リスト ボックス内の項目は、すべて同じ高さで描画されます。
CBS_OWNERDRAWVARIABLE リスト ボックスのオーナーが、そのリスト ボックスの内容を描画します。リスト ボックス内の項目の高さは固定されません。
CBS_SIMPLE リスト ボックスを常に表示します。 リスト ボックス内で現在選択されている項目が、エディット コントロールに表示されます。
CBS_SORT リスト ボックスに入力された文字列を自動的に並べ替えます。
CBS_UPPERCASE 選択フィールドとリスト両方のすべてのテキストを大文字に変換します。