continue ステートメント
ループの現在の反復の実行を中止し、次の反復の実行を開始します。
continue [label];
引数
- label
省略可能です。 continue を適用するステートメントを指定します。
解説
continue ステートメントは、while ループ、do...while ループ、for ループ、および for...in ループの中だけで使用できます。 continue ステートメントを実行すると、ループの現在の反復の実行が中止され、プログラムの実行は、ループの先頭から続行されます。 このステートメントの動作は、次のようにループの種類により少しずつ異なります。
while ループと do...while ループでは、条件が評価され、その結果が真 (true) の場合はループの実行が繰り返されます。
for ループでは、最初にインクリメント式が実行され、次に条件式が真 (true) の場合はループの実行が繰り返されます。
for...in ループでは、指定された変数の次のフィールドに進み、ループの実行が繰り返されます。
使用例
この例では、ループは 1 ~ 9 まで繰り返されます。 式 (i < 5) と共に continue ステートメントが使用されているため、continue から for 本体の最後までのステートメントはスキップされます。
var s = "";
for (var i = 1; i < 10; i++)
{
if (i < 5)
{
continue;
}
s += i + " ";
}
print (s);
// Output: 5 6 7 8 9
次のコードでは、continue ステートメントは、Inner: ステートメントが前に付いた for ループを参照しています。 j が 24 に達すると、continue ステートメントが実行され、その for ループが次の反復処理に移ります。 各行には 21 ~ 23 と 25 ~ 30 の数字が出力されます。
var s = "";
Outer:
for (var i = 1; i <= 10; i++)
{
s += "\n";
s += "i: " + i;
s += " j: ";
Inner:
for (var j = 21; j <= 30; j++)
{
if (j == 24)
{
continue Inner;
}
s += j + " ";
}
}
print(s);