slice メソッド (String)
文字列の一部分を返します。
function slice(start : Number [, end : Number]) : String
引数
start
必ず指定します。 文字列から抽出する部分の先頭位置をインデックス番号で指定します。end
省略可能です。 文字列から抽出する部分の終端位置をインデックス番号で指定します。 返される文字列には、end で指定された文字の 1 つ前の文字までが含まれます。 この値を指定しないと、start から文字列の末尾の文字までが返されます。
解説
slice メソッドは、文字列内の指定した部分が格納された String オブジェクトを返します。
slice メソッドは、引数 end で指定した要素の 1 つ前の要素までをコピーします。 引数 start に負の値を指定した場合、length + start として処理されます。length は文字列の長さです。 引数 end に負の値を指定した場合、length + end として処理されます。length は文字列の長さです。 引数 end を省略した場合は、文字列の最後までが抽出されます。 end で指定した抽出終了位置が start で指定した抽出開始位置より前に来る場合、文字は新しい文字列にコピーされません。
使用例
以下のコード例では、slice メソッドの最初の呼び出しで、str の最初の 5 文字を含む文字列が返されます。 slice メソッドの 2 番目の呼び出しでは、str の最後の 5 文字を含む文字列が返されます。
var str = "hello world";
var firstfive = str.slice(0,5); // Contains "hello".
var lastfive = str.slice(-5); // Contains "world".