CScrollView::SetScaleToFitSize
ビューポートのサイズを現在のウィンドウのサイズに自動的に合わせます。
void SetScaleToFitSize(
SIZE sizeTotal
);
パラメーター
- sizeTotal
ビューが伸縮される水平および垂直のサイズ。 スクロール ビューのサイズは論理単位で計測されます。 水平サイズは cx メンバーに含まれます。 垂直サイズは cy メンバーに含まれます。 cx と cy はどちらも 0 以上にする必要があります。
解説
スクロール バーを持つ場合は、論理ビューの一部だけの表示となることもあります。 伸縮機能を持つ場合は、ビューはスクロール バーを持たず、論理ビューはウィンドウのクライアント領域に正確に一致するように拡大または縮小されます。 ウィンドウのサイズが変更されたとき、ビューはウィンドウのサイズをもとにして新たなスケールでデータを描画します。
通常、オーバーライドしたビューの OnInitialUpdate メンバー関数から、SetScaleToFitSize を呼び出します。 自動伸縮をしたくないときは、代わりに SetScrollSizes メンバー関数を呼び出します。
SetScaleToFitSize を使用すると、"ウィンドウのサイズに合わせてズームする" 操作を実装できます。 スクロールを再初期化するには、SetScrollSizes を使います。
SetScaleToFitSize はビュー ウィンドウのサイズが設定されていると仮定しています。 SetScaleToFitSize が呼び出されたとき、ビュー ウィンドウ サイズが設定されていないと、アサートされます。 アサートされないようにするには、SetScaleToFitSize を呼び出す前に次の呼び出しを行います。
GetParentFrame()->RecalcLayout();
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h