Windows フォーム デザイナーでのデザイン時エラー

更新 : 2010 年 10 月

ここでは、Microsoft Visual Studio で Windows フォーム デザイナーの読み込みに失敗したときに表示される、デザイン時エラー一覧の意味と使用方法について説明します。 このエラー一覧の表示を、デザイナーのバグと解釈しないでください。この一覧は、コード内のエラーの修正を支援するために表示されます。

このエラー一覧の基本を理解し、エラーの詳細と推奨する解決方法の説明を表示することで、アプリケーションのデバッグを容易にすることができます。

デザイン時エラー一覧インターフェイス

Windows フォーム デザイナーが読み込みに失敗すると、デザイナーにエラー一覧が表示されます。 エラーは、カテゴリ別にグループ化されます。 たとえば、宣言されていない変数のインスタンスが 4 つあった場合、それらは、同じエラー カテゴリにグループ化されます。 各エラー カテゴリには、そのエラーの概要を示す短い説明が含まれます。

エラー カテゴリは、エラー カテゴリ見出しをクリックするか、展開/縮小シェブロンをクリックすることで、展開または縮小できます。 エラー カテゴリを展開すると、次の追加ヘルプが表示されます。

  • このエラーのインスタンス。

  • このエラーのヘルプ。

  • このエラーに関するフォーラム ポスト。

このエラーのインスタンス。

追加ヘルプには、現在のプロジェクトで発生したすべてのエラー インスタンスが一覧表示されます。 多くのエラーは、エラーの発生場所を示す次の形式の情報を含みます。[プロジェクト名] [フォーム名] 行 : [行番号] 列 : [列番号]. [コードに移動] リンクをクリックすると、コード内のエラーの発生場所にジャンプします。

エラーに呼び出し履歴が関連付けられている場合は、[コール スタックの表示] リンクをクリックすると、エラーがさらに展開され、呼び出し履歴が表示されます。 履歴を調べることで、有用なデバッグ情報を得ることができます。 たとえば、エラーが発生する前に呼び出されていた関数を追跡できます。 呼び出し履歴は選択可能なので、コピーして保存することができます。

注意

Visual Basic では、デザイン時エラー一覧に複数のエラーは表示されませんが、同じエラーの複数のインスタンスが表示される場合があります。 Visual C++ では、エラーに [コードに移動] リンク/行番号リンクは含まれません。

このエラーのヘルプ

エラーに関連付けられている MSDN ヘルプ トピックがある場合は、そのヘルプ トピックへのリンクが追加ヘルプに含まれます。 このリンクをクリックすると、関連付けられているヘルプ トピックが Visual Studio に表示されます。

このエラーに関するフォーラム ポスト

追加ヘルプは、エラーに関連する MSDN フォーラム ポストへのリンクを含みます。 フォーラムは、エラー メッセージの文字列に基づいて検索されます。 また、次のフォーラムを検索することもできます。

無視と続行

エラー状態を無視して、デザイナーの読み込みを続行することを選択できます。 この操作を選択すると、予期しない動作が発生する場合があります。 たとえば、デザイン画面にコントロールが表示されない場合があります。

参照

処理手順

デザイン時開発のトラブルシューティング

コントロールとコンポーネントの作成時のトラブルシューティング

その他の技術情報

デザイン時の Windows フォーム コントロールの開発

Windows フォーム デザイナーのエラー メッセージ

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 10 月

フォーラムへのリンクを追加。

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