方法 : Web サービスへの参照を追加する
XML Web サービスは ASMX サービスとも呼ばれ、Windows Communication Foundation (WCF) はその後継製品です。 Web サービスへのアクセスは、他の WCF サービスと同じように、サービス参照を追加することで行うことができます。この方法で追加された参照は、最新バージョンの .NET Framework を対象とします。
以前のバージョンの Visual Studio で作成されたアプリケーションでは、.NET Framework Version 2.0 を対象とする Web 参照を追加できます。 これを行うには、次のセクションで説明する手順を実行します。
注意
Web 参照は、作成するアプリケーションが .NET Framework Version 2.0 を対象としている場合にのみ追加してください。 現在のバージョンの .NET Framework を対象とするサービス参照を追加するには、「方法 : サービス参照を追加、更新、または削除する」を参照してください。
プロジェクトに Web 参照を追加するには
ソリューション エクスプローラーで、サービスを追加するプロジェクトの名前を右クリックし、[サービス参照の追加] をクリックします。
[サービス参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[サービス参照の追加] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] をクリックします。
[サービス参照設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[サービス参照設定] ダイアログ ボックスで、[Web 参照の追加] をクリックします。
[Web 参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[URL] ボックスに、使用する Web サービスの URL を入力します。 URL がわからない場合、ブラウザー ペイン内のリンクを使用して、目的の Web サービスを探します。
注意
ファイアウォールの内部にあるコンピューターで Web アプリケーションを開発しているとき、ファイアウォールの外側にある Web サービスをアプリケーションで使用する場合は、ローカル ネットワークにあるプロキシ サーバーのアドレスとポートを URL に含める必要があります。 プロキシ サーバーのアドレスとポートについては、ネットワーク管理者に問い合わせてください。 詳細については、「このコンピューター上で、Web 探索に対するプロキシ設定が正しく構成されていません。」を参照してください。
[この URL で見つかった Web サービス] ボックスで、使用する Web サービスを選択します。
Web サービスをプロジェクトで使用できるかどうか、および提供されている外部コードが信頼できるかどうかを確認します。
セキュリティに関するメモ Web 参照を含むプロジェクトを編集するために開くと、使用する Web サービスのローカル プロキシ ファイルが、信頼されているユーザー (つまりユーザー自身) によって起動された Devenv.exe のプロセス内で実行されます。 プロジェクトやコンポーネントを統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) で開くと、ローカル コンピューターでコードが実行される可能性があります。 詳細については、「Code Access Security」を参照してください。
[Web 参照名] フィールドに Web 参照の名前を入力します。後でこの名前をコード内で使用して、選択した Web サービスにプログラムからアクセスできるようにします。
注意
既定では、Web 参照にはサーバー名に対応する名前空間が割り当てられます。 この値を変更して、カスタムの名前空間名を入力できます。 許容される名前空間名には、いくつかの制限事項があります。 Web 参照名で使用できない文字の詳細については、「[Web 参照の追加] ダイアログ ボックス」を参照してください。 Web 参照名に基づく名前空間は、入れ子構造のフォルダー階層を構築することで作成されます。 最下位のフォルダー内には、Web サービスを参照する .wsdl ファイルのほか、Web サービスの場所情報が記述されている探索ファイル (.disco および .discomap) などの補助ファイルが作成されます。
[参照の追加] をクリックします。
プロジェクト サイトに WebReferences フォルダーがない場合は、Visual Studio によって WebReferences フォルダーが作成されます。 次に、手順 7. で指定した名前を使用して、プロキシ クラスに必要なファイルが作成されます。
参照
処理手順
参照
概念
Visual Studio での Windows Communication Foundation サービスと WCF データ サービス