方法 : ユーザー インターフェイスを持たないコントロールを Windows フォームに追加する
表示できる形式を持たないコントロール (コンポーネント) を使用すると、アプリケーションに機能を追加できます。 ほかのコントロールと異なり、コンポーネントにはユーザー インターフェイスが用意されていません。このため、Windows フォーム デザイナーの領域にコンポーネントを表示する必要はありません。 Windows フォーム デザイナーでは、フォームにコンポーネントを追加すると、すべてのコンポーネントが表示されるフォームの下部に、サイズの変更できるトレイが表示されます。 コンポーネント トレイにコントロールを追加すると、フォームのほかのコントロールの場合と同様に、コンポーネントを選択し、プロパティを設定できます。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
Windows フォームにコンポーネントを追加するには
フォームを開きます。 詳細については、「方法 : デザイナーに Windows フォームを表示する」を参照してください。
ツールボックスで、コンポーネントをクリックし、フォームにドラッグします。
コンポーネント トレイにコンポーネントが表示されます。
または、実行時にフォームにコンポーネントを追加することもできます。 ユーザー インターフェイスを持つコントロールと異なり、表示できる形式を持たないコンポーネントでは、通常、このように処理します。 次の例では、Timer コンポーネントが実行時に追加されます。 Visual Studio には複数の種類のタイマーが用意されています。この場合は、Windows フォームの Timer コンポーネントを使用します。 Visual Studio の各種タイマーの詳細については、「サーバー ベースのタイマの概要」を参照してください。
ヒント
コンポーネントには特有のプロパティが含まれることが多く、コンポーネントを効果的に機能させるにはこれらのプロパティを設定する必要があります。 Timer コンポーネントの場合は、次の例に示されるように、Interval プロパティを設定します。 プロジェクトにコンポーネントを追加する場合は、コンポーネントに必要なプロパティを必ず設定してください。
プログラムによって、Windows フォームにコンポーネントを追加するには
コードで Timer クラスのインスタンスを作成します。
Interval プロパティを設定して、タイマー刻みの間隔を決定します。
コンポーネントに必要なその他のプロパティを設定します。
Interval プロパティを設定して Timer を作成するコードを次に示します。
Public Sub CreateTimer() Dim timerKeepTrack As New System.Windows.Forms.Timer timerKeepTrack.Interval = 1000 End Sub
public void createTimer() { System.Windows.Forms.Timer timerKeepTrack = new System.Windows.Forms.Timer(); timerKeepTrack.Interval = 1000; }
public: void createTimer() { System::Windows::Forms::Timer^ timerKeepTrack = gcnew System::Windows::Forms::Timer(); timerKeepTrack->Interval = 1000; }
セキュリティに関するメモ 悪意のあるユーザー コントロールを参照することにより、ローカル コンピューターがネットワークを通じてセキュリティ上のリスクを負う可能性があります。 このことが問題になるのは、悪意のあるユーザーが有害なカスタム コントロールを作成していて、開発者が自分のプロジェクトに誤ってそれを追加してしまった場合です。
参照
処理手順
方法 : Windows フォームに ActiveX コントロールを追加する
方法 : Windows フォーム間でコントロールをコピーする