方法: コンパイラのオプションを設定する (Visual Basic)

Visual Basic コンパイラには、コンパイル時のコードのチェックに関する複数のオプションがあります。 Option Explicit は、変数を明示的に宣言する必要があるかどうかを決定します。 Option Strict は、明示的な縮小変換および遅延バインディングを許可するかどうかを決定します。 Option Infer は、メンバー レベル (ローカル) 変数について型の推論ができるようにします。 Option Compare は、文字列比較にバイナリ (大文字小文字を区別) とテキスト (大文字小文字を区別しない) のどちらのメソッドを使用するかを決定します。

注意

これらのオプションを設定すると、プロジェクトの既定値が設定されます。既定値は、Option Explicit 言語ステートメント、Option Strict 言語ステートメント、Option Infer 言語ステートメントおよび Option Compare 言語ステートメントを使用して、プロジェクト内のファイルに対してオーバーライドできます。

また、いくつかの特定の条件に応じてコンパイラの警告を有効または無効にするためのオプションもあります。 詳細については、「方法: コンパイラの警告を有効または無効にする (Visual Basic)」を参照してください。

コンパイラ オプションは、プロジェクト デザイナー[コンパイル] ページで設定します。

注意

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

Option Explicit を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトが選択されている状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

  2. [コンパイル] タブの [Option Explicit] ボックスの一覧で、[On] または [Off] を選択します。

Option Strict を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトが選択されている状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

  2. [コンパイル] タブの [Option Strict] ボックスの一覧で、[On] または [Off] を選択します。

    [暗黙的な変換][遅延バインディングです]、または [暗黙的な型です] に対するコンパイラの通知を有効にしている場合は、この一覧に [(カスタム)] オプションが表示されます (後の [警告の構成] オプションを参照)。 [Option Strict] の設定を [On] に戻すと、これらの通知オプションは既定値に戻ります。 詳細については、「方法: コンパイラの警告を有効または無効にする (Visual Basic)」を参照してください。

Option Compare を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトが選択されている状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

  2. [コンパイル] タブの [Option Compare] ボックスの一覧で、[Binary] または [Text] を選択します。

Option Infer を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトが選択されている状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

  2. [コンパイル] タブの [Option Infer] ボックスの一覧で、[On] または [Off] を選択します。

参照

処理手順

方法: コンパイラの警告を有効または無効にする (Visual Basic)

参照

Option Explicit ステートメント (Visual Basic)

Option Strict ステートメント

Option Compare ステートメント

Option Infer ステートメント

[コンパイル] ページ (プロジェクト デザイナー) (Visual Basic)

概念

ローカル型の推論 (Visual Basic)

その他の技術情報

コンパイル プロパティの管理