_ATL_FUNC_INFO 構造体
ディスパッチ インターフェイスでメソッドまたはプロパティの記述に使用する型情報が含まれます。
struct _ATL_FUNC_INFO{
CALLCONV cc;
VARTYPE vtReturn;
SHORT nParams;
VARTYPE pVarTypes[_ATL_MAX_VARTYPES];
};
メンバー
cc
呼び出し規約。 この構造体を IDispEventSimpleImpl クラスで使用する場合は、このメンバーを CC_STDCALL にする必要があります。 Windows CE では、_ATL_FUNC_INFO 構造体の CALLCONV フィールドとしてサポートされるオプションは CC_CDECL だけです。 その他の値はサポートされていないため、動作は定義されません。vtReturn
関数の戻り値のバリアント型。nParams
関数のパラメーターの数。pVarTypes
関数のパラメーターのバリアント型の配列。
解説
内部的には、ATL はこの構造体を使用してタイプ ライブラリから取得した情報を保持します。 IDispEventSimpleImpl クラスおよび SINK_ENTRY_INFO マクロと共に使用するイベント ハンドラーの型情報を指定する場合は、この構造体を直接操作する必要があります。
使用例
IDL でディスパッチ インターフェイス メソッドが次のように定義されているとします。
HRESULT SomeFunction([in] long Number, [in] BSTR String);
_ATL_FUNC_INFO 構造体を次のように定義します。
_ATL_FUNC_INFO info = {CC_STDCALL, VT_EMPTY, 2, {VT_I4, VT_BSTR} };
必要条件
**ヘッダー:**atlcom.h