CSettingsStoreSP クラス

CSettingsStoreSP クラスは、CSettingsStore クラスのインスタンスの作成に使用できるヘルパー クラスです。

class CSettingsStoreSP

メンバー

パブリック コンストラクター

[名前]

説明

CSettingsStoreSP::CSettingsStoreSP

CSettingsStoreSP オブジェクトを構築します。

パブリック メソッド

[名前]

説明

CSettingsStoreSP::Create

CSettingsStore から派生したクラスのインスタンスを作成します。

CSettingsStoreSP::SetRuntimeClass

ランタイム クラスを設定します。 Create メソッドは、このランタイム クラスを使用して、作成するオブジェクトのクラスを決定します。

データ メンバー

[名前]

説明

m_dwUserData

CSettingsStoreSP オブジェクトに格納されるカスタム ユーザー データ。 このデータを CSettingsStoreSP オブジェクトのコンストラクターに渡します。

m_pRegistry

Create メソッドが作成する CSettingsStore 派生オブジェクト。

解説

CSettingsStoreSP クラスを使用すると、すべての MFC レジストリ操作を XML ファイルやデータベースなどの他の場所にリダイレクトできます。 その場合は、次の手順を実行します。

  1. クラス (CMyStore など) を作成し、CSettingsStore から派生させます。

  2. カスタムの CSettingsStore クラスで DECLARE_DYNCREATE マクロと IMPLEMENT_DYNCREATE マクロを使用して、動的生成を有効にします。

  3. 仮想関数をオーバーライドして、Read 関数と Write 関数をカスタム クラスに実装します。 所定の場所に対するデータの読み取りや書き込みを行う機能が、他に必要であれば実装します。

  4. アプリケーションで、CSettingsStoreSP::SetRuntimeClass を呼び出し、カスタム クラスから取得される CRuntimeClass 構造体へのポインターを渡します。

これにより、フレームワークが標準的な動作としてレジストリにアクセスするたびに、カスタム クラスが動的にインスタンス化され、データの読み取りや書き込みに使用されます。

CSettingsStoreSP::SetRuntimeClass はグローバル静的変数を使用します。 このため、一度に使用できるカスタム ストアは 1 つだけです。

必要条件

**ヘッダー:**afxsettingsstore.h

参照

参照

階層図

CSettingsStore クラス

その他の技術情報

MFC クラス