unsafe (C# リファレンス)

unsafe キーワードは、unsafe コンテキストを示し、ポインターが関係するすべての操作に必要です。 詳細については、「unsafe コードとポインター (C# プログラミング ガイド)」を参照してください。

unsafe 修飾子は、型またはメンバーの宣言で使用できます。 このため、型またはメンバーの宣言の範囲全体が、unsafe コンテキストと見なされます。 unsafe 修飾子を使用して宣言されたメソッドの例を次に示します。

unsafe static void FastCopy(byte[] src, byte[] dst, int count)
{
    // Unsafe context: can use pointers here.
}

unsafe コンテキストのスコープは、パラメーター リストからメソッドの末尾にまで拡張されます。このため、パラメーター リストではポインターも使用できます。

unsafe static void FastCopy ( byte* ps, byte* pd, int count ) {...}

また、unsafe ブロックを使用すると、アンセーフ コードをそのブロック内で使用できるようになります。 次に例を示します。

unsafe
{
    // Unsafe context: can use pointers here.
}

アンセーフ コードをコンパイルするには、/unsafe コンパイラ オプションを指定する必要があります。 アンセーフ コードは、共通言語ランタイムでは検証できません。

使用例

    // compile with: /unsafe

    class UnsafeTest
    {
       // Unsafe method: takes pointer to int:
       unsafe static void SquarePtrParam(int* p)
       {
          *p *= *p;
       }

       unsafe static void Main()
       {
          int i = 5;
          // Unsafe method: uses address-of operator (&):
          SquarePtrParam(&i);
          Console.WriteLine(i);
       }
    }
    // Output: 25

C# 言語仕様

詳細については、「C# 言語仕様」を参照してください。 言語仕様は、C# の構文と使用法に関する信頼性のある情報源です。

参照

参照

C# のキーワード

fixed ステートメント (C# リファレンス)

unsafe コードとポインター (C# プログラミング ガイド)

固定サイズ バッファー (C# プログラミング ガイド)

概念

C# プログラミング ガイド

その他の技術情報

C# リファレンス