DBG ファイル

このトピックの内容は、次の製品に該当します。

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DBG ファイルは、ポータブル実行可能 (PE: Portable Executable) ファイルです。このファイルには、デバッグ情報が Visual Studio デバッガーの Codeview 形式で格納されます。DBG の作成方法によっては、他の形式になることもあります。 ライブラリや Windows API など、特定のコードのソースがない場合、DBG ファイルはデバッグを許可します。 また、DBG ファイルは OLE RPC デバッグも許可します。

現在では、DBG ファイルの代わりに、PDB ファイルをデバッグに使用するのが一般的です。

REBASE.EXE ユーティリティを使うと、PE 形式の実行可能ファイルからデバッグ情報を除去して、そのデバッグ情報を DBG ファイルに格納できます。 PE ファイル ヘッダーのファイル特性フィールド IMAGE_FILE_DEBUG_STRIPPED は、Codeview 情報が別個の DBG ファイルに格納されていることをデバッガーに通知します。

Windows API の呼び出しをデバッグするためのシンボルが格納されているシステム DBG ファイルをダウンロードしてインストールできます。 詳細については、「システム デバッグ シンボルのインストール」を参照してください。

DBG ファイルのシンボルを使ってデバッグする場合は、完全装飾した名前を使用する必要があります。 たとえば、Windows の sndPlaySound 関数への呼び出しにブレークポイントを設定するには、_sndPlaySoundA@8 を指定する必要があります。

Visual Studio デバッガーは、DBG シンボルを指定したとしても、プロテクト モードのカーネル コードのデバッグには向いていません。

Visual Studio のユーザー モードのデバッグでは、次のファイルが必要です。

  • Windows 2000 コンピューターの場合は、\winNT\SYMBOLS\DLL ディレクトリの DBG ファイルと PDB ファイル

  • Windows XP コンピューターの場合は、\Windows\SYMBOLS\DLL ディレクトリの PDB ファイル

.DBG ファイルの詳細については、サポート技術情報の「INFO: PDB and DBG Files - What They Are and How They Work (Q121366)」を参照してください。

サポート技術情報の文書は MSDN ライブラリで参照できます。

参照

概念

システム コール中のクラッシュのデバッグに必要なシンボルのインストール

その他の技術情報

デバッグの設定と準備