CDC::DrawDragRect

ドラッグ四角形を繰り返し再描画します。

void DrawDragRect(
   LPCRECT lpRect,
   SIZE size,
   LPCRECT lpRectLast,
   SIZE sizeLast,
   CBrush* pBrush = NULL,
   CBrush* pBrushLast = NULL 
);

パラメーター

  • lpRect
    四角形の論理座標を指定する RECT 構造体または CRect オブジェクトへのポインター。この場合は、再描画される四角形の最後の位置になります。

  • size
    四角形の外側の境界線の左上隅から内側の境界線の左上隅までの距離 (境界線の太さ)。

  • lpRectLast
    四角形の論理座標を指定する RECT 構造体または CRect オブジェクトへのポインター。この場合、再描画される四角形の元の位置になります。

  • sizeLast
    再描画される元の四角形の外側の境界線の左上隅から内側の境界線の左上隅までの距離 (境界線の太さ)。

  • pBrush
    ブラシ オブジェクトへのポインター。 既定のハーフトーン ブラシを使うときには、NULL を設定します。

  • pBrushLast
    直前まで使われていたブラシ オブジェクトへのポインター。 既定のハーフトーン ブラシを使うときには、NULL を設定します。

解説

フィードバックを表示するために、マウスの位置を使ってループ内で呼び出します。 DrawDragRect を呼び出すと、以前の四角形が消去され、新しい四角形が描画されます。 たとえば、画面を横切るように四角形をドラッグすると、DrawDragRect は元の四角形を消去し、新しい位置に新しい四角形を再描画します。 既定では、ちらつきを防止して、四角形が滑らかに移動しているように見せるために、DrawDragRect はハーフトーンのブラシを使って四角形を描画します。

最初に DrawDragRect を呼び出すときは、lpRectLast パラメーターを NULL にします。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CDC クラス

階層図

RECT 構造体

CRect クラス

CDC::GetHalftoneBrush

その他の技術情報

CDC のメンバー