方法 : .NET アプリケーションのデバッグを有効にする

このトピックの内容は、次の製品に該当します。

エディション

Visual Basic

C#

F#

C++

Web Developer

Express

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Pro、Premium、Ultimate

トピック該当 トピック該当 トピック該当なし トピック該当なし トピック該当

デバッグを有効にするには、プロジェクト プロパティ ページとアプリケーションの web.config ファイルの両方で有効にする必要があります。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

Visual Basic または C# のプロジェクト プロパティで ASP.NET デバッグを有効にするには

  1. ソリューション エクスプローラーで、Web プロジェクト名を右クリックし、[プロパティ ページ] をクリックします。

    [<Project> プロパティ ページ] が表示されます。

  2. [Web] タブをクリックします。

  3. [デバッガー] の下で、[ASP.NET] チェック ボックスをオンにします。

web.config ファイルでデバッグを有効にするには

  1. 標準のテキスト エディターまたは XML パーサーで web.config ファイルを開きます。

    1. ただし、Web ブラウザーを使用してファイルにリモート アクセスすることはできません。 ASP.NET では、セキュリティ上の理由から、ブラウザーが直接 Web.config ファイルにアクセスできないように Microsoft IIS を設定しています。 ブラウザーで構成ファイルにアクセスしようとすると、HTTP アクセス エラー 403 (禁止) が表示されます。
  2. Web.config は XML ファイルなので、タグでマークされた入れ子のセクションが含まれます。 一般的な Web.config ファイルを次に示します。 次の手順を実行して、ファイルを修正します。

    1. <compilation> タグを探します。 このタグは、<compilation> セクションの開始位置を示します。

    2. <compilation> タグ内に、debug 属性を作成します。 次の例では、debug が <compilation> タグの 2 番目の属性として指定されていますが、順序は重要ではありません。

    3. 属性では大文字と小文字が区別されるため、"Debug" や "DEBUG" でなく、"debug" と指定してください。

    4. 次のコード例に示すように、debug を true に設定します。

  3. debug 属性を true に設定しないままデバッグ セッションを起動しようとすると、属性を設定した web.config ファイルを作成するように指示するダイアログ ボックスが表示されます。 メッセージ内容を受け入れて、デバッグを続けます。

使用例

<configuration>
    <system.web>
        <compilation defaultLanguage="VB"
            debug="true"
            numRecompilesBeforeAppRestart="15">
            <compilers>
            <compiler language="VB;VBScript"
            extension=".cls"
            type="Microsoft.VisualBasic.VBCodeProvider,system, Version=1.0.5000.0,
Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" />
            < compiler language="C#;Csharp"
                extension=".cs" 
                type="Microsoft.CSharp.CSharpCodeProvider,system, Version=1.0.5000.0,  Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" />
        </compilers>

        <assemblies>
""            <add assembly="ADODB" />
            <add assembly="*" />
            </assemblies>

            <namespaces>
            <add namespace="System.Web" />
            <add namespace="System.Web.UI" />
            <add namespace="System.Web.UI.WebControls" />
            <add namespace="System.Web.UI.HtmlControls" />
        </namespaces>

        </compilation>
    </system.web>
</configuration>

信頼性の高いプログラミング

Web.config ファイルが変更されると、ASP.NET が自動的に変更を検出し、新しい構成設定を適用します。 変更を反映させるためにコンピューターまたは IIS サーバーを再起動する必要はありません。

Web サイトには、複数の仮想ディレクトリとサブディレクトリを含めることができ、それぞれに Web.config ファイルを用意できます。 ASP.NET アプリケーションは、URL パスの上位レベルにある Web.config ファイルの設定を継承します。 階層構造の構成ファイルを利用して、下位の階層にあるすべてのアプリケーションなど、複数の ASP.NET アプリケーションの設定を同時に変更できます。 ただし、低い階層のファイルで debug が設定されると、高い階層の値をオーバーライドします。

たとえば、www.microsoft.com/aaa/Web.config で debug="true" と指定すると、aaa フォルダーまたは aaa フォルダーのサブフォルダーにあるすべてのアプリケーションに、この設定が継承されます。 そのため、www.microsoft.com/aaa/bbb フォルダーにある ASP.NET アプリケーションは、この設定を継承し、www.microsoft.com/aaa/ccc、www.microsoft.com/aaa/ddd などのフォルダーにあるすべての ASP.NET アプリケーションもこの設定を継承します。 唯一の例外は、アプリケーションの 1 つが、より低いレベルにある独自の Web.config ファイルで設定をオーバーライドする場合です。

デバッグ モードを有効にすると、ASP.NET アプリケーションのパフォーマンスに大きく影響します。 リリース バージョンのアプリケーションを配置したり、パフォーマンスの測定を実施したりする前には、デバッグ モードを無効にしてください。

参照

その他の技術情報

ASP.NET アプリケーションおよび AJAX アプリケーションのデバッグ