バグ、懸案事項、およびリスクを追跡するフィールド (CMMI)
このトピックで説明するフィールドを使用して、作業項目の種類 (バグ、懸案事項、およびリスク) のいずれかに固有の情報を追跡します。 詳細については、「バグ (CMMI)」、「懸案事項 (CMMI)」、および「リスク (CMMI)」を参照してください。
これらのフィールドを使用できるのは、チーム プロジェクトが Microsoft Solutions Framework (MSF) CMMI Process Improvement v5.0 のプロセス テンプレートに基づいている場合のみです。
注意
データ型と既定のフィールド属性の詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。
このトピックの内容
バグの追跡のみに使用されるフィールド
懸案事項の追跡のみに使用されるフィールド
リスクの追跡のみに使用されるフィールド
バグの追跡のみに使用されるフィールド
次の表が示すフィールドは、報告もインデックス付けもされません。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
---|---|---|---|
症状 |
予期しない動作について記述します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Symptom |
HTML |
提案された修正 |
報告された問題を修正するために提案された変更について記述します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ProposedFix |
HTML |
発見環境 |
バグが発見されたソフトウェア セットアップと構成について記述します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.FoundInEnvironment |
String |
根本原因 |
エラーの原因について記述します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Microsoft.VSTS.CMMI.RootCause |
String |
発見方法 |
バグが発見された方法について記述します。 たとえば、バグは顧客によるレビューで発見されたり、アドホック テストによって発見されたりします。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.HowFound |
String |
懸案事項の追跡のみに使用されるフィールド
次の表が示すフィールドは、インデックス付けされません。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
reportable 型属性の既定値 |
---|---|---|---|---|
分析 |
懸案事項の根本原因とそれを解決する 1 つ以上の解決策について記述します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Analysis |
HTML |
なし |
是正措置による実際の解決 |
懸案事項を解決するためにチームが実際に行った措置について記述します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.CorrectiveActionActualResolution |
HTML |
なし |
是正措置の計画 |
チームで合意した、提案された是正措置について記述します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.CorrectiveActionPlan |
HTML |
なし |
プロジェクト合意への影響 |
プロジェクトに対するバグの影響の主観的な評価について記述します。 次の値を指定できます。
|
Microsoft.VSTS.Common.Severity |
String |
Dimension |
目標とする解決日 |
懸案事項がクリティカルになって、プロジェクト計画のクリティカル パスに影響を与え始める日付を指定します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.TargetResolveDate |
DateTime |
なし |
リスクの追跡のみに使用されるフィールド
次の表が示すフィールドは、報告もインデックス付けもされません。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
---|---|---|---|
コンティンジェンシー計画 |
リスクが発生したときの措置について記述します。 タスクを作成してリスク作業項目にリンクすることで、コンティンジェンシー計画を実装するためにチームが完了する必要がある作業を追跡できます。 また、懸案事項の作業項目を作成して、リスクが影響を与える 1 つ以上の懸案事項を追跡することもできます。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ContingencyPlan |
HTML |
軽減計画 |
リスクの可能性または影響を軽減するための措置について記述します。 タスクを作成してリスク作業項目にリンクすることで、軽減計画を実装するためにチームが完了する必要がある作業を追跡できます。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.MitigationPlan |
HTML |
軽減トリガー |
チームがどのようにリスクを軽減できるかを決定する条件またはイベントについて記述します。 たとえば、気象予報で明日から 4 日以内にオフィスから 50 マイル以内で氷雨を伴う暴風または台風が発生すると予測される場合、トリアージ チームは予備の発電機の調達を承認してそれを入手する必要があります。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.MitigationTriggers |
HTML |
確率 |
リスクが発生する確率を示します。 有効な確率値は、1 ~ 99 です。99 は、リスクがほぼ確実に発生することを示します。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Probability |
Integer |
参照
概念
システム フィールドおよび MSF のプロセス テンプレートで定義済みのフィールドの使用