タイトル、ID、説明、および履歴 (CMMI)
[タイトル] フィールドと [ID] フィールドを使用して、リスト内の作業項目を一意に識別します。 [説明] フィールドおよび [履歴] フィールドを使用して、チーム メンバーが作業項目を実装するため、または作業項目に対する変更を追跡するために必要な詳細情報を提供します。 その他のフィールドは、要件、タスク、およびリビジョンの追跡に特価した追跡情報をサポートします。
作業項目を作成した後に、[ID] を除くこれらの各フィールドを変更できます。 作業項目を作成および保存すると、Team Foundation によって ID が割り当てられます。この ID は変更できません。
このトピックで説明するフィールドを使用して、Microsoft Solutions Framework (MSF) for CMMI Process Improvement v5.0 のプロセス テンプレートが提供する作業項目の種類に関する情報および変更内容を追跡します。
このトピックの内容
すべての作業項目フォームに表示されるフィールド
要件に特化したフィールド
タスクに特化したフィールド
リビジョンの追跡をサポートするフィールド
クエリとレポートをサポートする追加のフィールド
すべての作業項目フォームに表示されるフィールド
作業項目の詳細情報と作業項目に対して行われた履歴リビジョンの追跡に使用できるフィールドの説明を次の表に示します。 データ型と既定のフィールド属性の詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
ID |
作業項目に割り当てられている識別子を指定します。 作業項目 ID は、チーム プロジェクト コレクションで定義されているすべてのチーム プロジェクトで一意です。 |
System.Id |
Integer |
Dimension |
True |
タイトル |
作業項目の概要です。チーム メンバーはこれを参考にして作業項目をリスト内の他の作業項目と区別できます。 |
System.Title |
String |
Dimension |
True |
説明 |
タイトルよりも詳しい作業項目の説明を提供します。 |
System.Description |
PlainText |
なし |
False |
履歴 |
作業項目が作成されてから適用されたすべての変更内容を一覧表示します。 作業項目のフィールドが更新されるたびに、情報が履歴に追加されます。 この情報には、変更が行われた日付、変更を行った人、および変更されたフィールドが含まれます。 書式設定されたテキストを [履歴] フィールドに追加することもできます。 |
System.History |
History |
なし |
False |
要件に特化したフィールド
開発する要件の種類の追跡に使用できるフィールドの説明と、製品全体に対するその重要性を次の表に示します。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
必要条件の種類 |
実装する要件の種類を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Microsoft.VSTS.CMMI.RequirementType |
String |
Dimension |
False |
影響の評価 |
この要件を実装しなかった場合の顧客への影響を示します。 この要件が Surprise カテゴリ、Required カテゴリ、または Obvious カテゴリにあるかどうかについて、Kano モデルから詳細を含めることができます。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactAssessmentHtml |
HTML |
なし |
False |
ユーザー受け入れテスト |
要件のユーザー受け入れテストの状態を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
[準備不完了] は要件の状態がアクティブのときに指定し、[準備完了] は要件の状態が解決済みの場合に指定する必要があります。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.UserAcceptanceTest |
String |
なし |
False |
領域の専門家 |
この要件が表す顧客の区分に精通しているチーム メンバーを 3 人まで指定します。 名前を指定できるのは有効なチーム メンバーのみです。 |
Microsoft.VSTS.CMMI.SubjectMatterExpert1 … Microsoft.VSTS.CMMI.SubjectMatterExpert3 |
String |
なし |
False |
タスクに特化したフィールド
チームが作業しているタスクの種類の追跡に使用できるフィールドの説明を次の表に示します。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
作業分野 |
タスクを完了する予定のチーム メンバーの作業分野を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Microsoft.VSTS.Common.Discipline |
String |
Dimension |
なし |
タスクの種類 |
実装するタスクの種類を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Microsoft.VSTS.CMMI.TaskType |
String |
Dimension |
なし |
リビジョンの追跡をサポートするフィールド
クエリをフィルター処理し、だれがいつ作業項目を変更したかに基づくレポートを作成するのに使用できるフィールドの説明を次の表に示します。 これらのフィールドは、チーム メンバーが作業項目を変更するたびに新しい情報で更新されます。 これらのフィールドは、[履歴] フィールドに表示され、作業項目のすべての種類について追跡されます。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
変更者 |
最後に作業項目を変更したチーム メンバーの名前を指定します。 |
System.ChangedBy |
String |
Dimension |
True |
変更日 |
作業項目が最後に変更された日時を指定します。 |
System.RevisedDate |
DateTime |
なし |
False |
バージョン |
作業項目の履歴リビジョンに割り当てられている番号を提供します。 |
System.Rev |
Integer |
Dimension |
False |
クエリとレポートをサポートする追加のフィールド
クエリをフィルター処理し、作業項目の種類、製品区分、またはチーム プロジェクトに基づくレポートを作成するのに使用できるフィールドの説明を次の表に示します。 次のフィールドは、作業項目フォームには表示されませんが、作業項目のすべての種類で追跡されます。
フィールド名 |
説明 |
参照名 |
データ型 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
ノード名 |
この作業項目が属する親ノードの名前を指定します。 このフィールドの値は、[区分] (パス) フィールドによって作業項目に割り当てられた製品区分の名前と一致します。 詳細については、「区分とイテレーション」を参照してください。 |
System.NodeName |
String |
なし |
False |
チーム プロジェクト |
この作業項目が属するチーム プロジェクトの名前を指定します。 |
System.TeamProject |
String |
Dimension |
False |
作業項目の種類 |
作業項目の種類の名前を指定します。 |
System.WorkItemType |
String |
Dimension |
True |
参照
概念
システム フィールドおよび MSF のプロセス テンプレートで定義済みのフィールドの使用