Visual Studio 2008 SharePoint プロジェクトまたは VSeWSS プロジェクトの Visual Studio 2010 への移行

Visual Studio 2008 または VSeWSS (Visual Studio 2008 extensions for Windows SharePoint Services 3.0) を使用して SharePoint ソリューションを開発している場合は、Visual Studio 2010 で簡単に SharePoint アプリケーションを作成できます。 ただし、Visual Studio 2010 に移行する際には、機能の違いについて理解しておく必要があります。

Visual Studio 2008 ワークフロー プロジェクト

Visual Studio 2008 には、SharePoint 2007 シーケンシャル ワークフローと SharePoint 2007 ステート マシンのワークフローという 2 つの SharePoint プロジェクト テンプレートが用意されています。 これらのテンプレートは Visual Studio 2010 にも存在するため、引き続きそれらを使用して SharePoint 2007 ワークフロー プロジェクトを作成できます。 ただし、それらのワークフロー プロジェクトでは、SharePoint 2010 の新しいワークフロー機能は使用できません。 新しい機能にアクセスするには、SharePoint 2010 ワークフローを使用する必要があります。

既存の Visual Studio 2008 ワークフロー プロジェクトを Visual Studio 2010 で開いて編集し、バイナリ互換性を維持したまま再コンパイルすることができます。 ただし、既存の Visual Studio 2008 ワークフロー プロジェクトを Visual Studio 2010 ソリューションに追加することはできません。 この制限を回避する方法の 1 つでは、新しい Visual Studio 2010 ワークフロー プロジェクトを作成し、コードとワークフローのファイルをそのプロジェクトに手動でコピーして、エラーがあった場合には修正します。

SharePoint 2010 の Visual Studio テンプレートの詳細については、「SharePoint プロジェクトとプロジェクト項目テンプレート」を参照してください。

VSeWSS (Visual Studio 2008 Extensions for SharePoint)

VSeWSS を使用する Visual Studio 2008 アプリケーションには、Visual Studio 2010 との直接の互換性はありません。 SharePoint ソリューションのアップグレードの詳細については、「Redeploying Customizations and Solutions in SharePoint Foundation 2010 and SharePoint Server 2010 (SharePoint Foundation 2010 および SharePoint Server 2010 でのカスタマイズとソリューションの再配置)」を参照してください。

参照

概念

はじめに (Visual Studio での SharePoint 開発)

その他の技術情報

既存の SharePoint サイトからのアイテムのインポート

SharePoint ソリューションの開発