方法: テスト実行用にテスト計画の設定をオーバーライドする

Microsoft テスト マネージャーを使用して、テスト計画内の手動および自動テストの実行方法を指定できます。 異なるテストの設定、環境、ビルド、またはビルド構成を使用してテストを実行する場合は、テスト計画で選択した設定をオーバーライドできます。 テストの設定、環境、およびビルドの割り当ての詳細については、「コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集」および「方法: テスト計画のビルドを選択する」を参照してください。

テストの実行時にこれらの設定をオーバーライドする場合は、次の図で示すように、[オプションを指定して実行] を選択する必要があります。 オーバーライドできる値は、選択したテストが手動か、自動か、またはその両方かに基づいて表示されます。

これらのオプションを使用して、選択された自動テストを手動で実行するように指定することもできます。 詳細については、「方法: オートメーションが関連付けられたテスト ケースを手動テストとして実行する」を参照してください。

テスト計画に割り当てられているビルドとは異なるビルドをテストの実行で使用する場合、ビルドを選択するときにビルド構成も選択できます。 選択したビルドとビルド構成は、このテスト実行のテスト結果と共に記録されます。

テスト計画での設定をテスト実行用にオーバーライドするには

1. Microsoft テスト マネージャーを開きます。

   注意

   Microsoft テスト マネージャーのウィンドウを表示するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Test Manager 2010] をクリックします。

2. テストを実行するためにテスト計画の値をオーバーライドするには、センター グループ スイッチャーの下向きの矢印をクリックし、[テスト センター] をクリックします。

3. センター グループ メニュー バーで、[テスト] をクリックします。

4. 実行するテストまたはテスト スイートを選択し、[実行] の横にあるドロップダウン矢印をクリックして、[オプションを指定して実行] をポイントします。

   [実行オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。

5. テストの実行に使用するビルドをオーバーライドするには、[ビルド] からビルドを選択します。 このビルド情報は、手動および自動テストのテスト結果の一部として格納されます。

   重要

   自動テストを実行する場合は、自動テストを実行するためのテスト アセンブリを見つけるために、このビルドの格納場所が使用されます。

6. 使用するビルド構成を [ビルド構成] で選択します。 このビルド構成情報は、手動および自動テストのテスト結果の一部として格納されます。 ビルド構成は、選択しなくてもかまいません。

   重要

   自動テストを実行する場合は、この特定のビルド構成用のテスト アセンブリがテストの実行に使用されます。

7. 選択した自動テストを手動で実行するには、[すべてのテストを手動で実行] を選択します。

8. 選択した手動テストのテスト設定をオーバーライドするには、[手動テスト実行] の [テストの設定] をクリックし、使用するテストの設定を選択します。 次に、[環境] をクリックして、一致する環境を選択します。

   注意

   この環境のロールは、使用するテストの設定のロールと同じである必要があります。 これらのロールが一致する環境だけが表示されます。

9. 選択した自動テストのテスト設定をオーバーライドするには、[自動テスト実行] の [テストの設定] をクリックし、使用するテストの設定を選択します。 次に、[環境] をクリックして、一致する環境を選択します。

   注意

   この環境のロールは、使用するテストの設定のロールと同じである必要があります。 これらのロールが一致する環境だけが表示されます。

10. テストを実行するには、[実行] をクリックします。

    手動テストと自動テストの両方を選択した場合は、自動テストがテスト実行として開始され、手動テストを別のテスト実行として実行するためにテスト ランナーが開始されます。

参照

概念

テストの実行

テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定

テスト計画の使用によるテスト作業の定義