CUIntArray クラス
符号なし整数の配列をサポートします。
class CUIntArray : public CObject
解説
符号なし整数つまり UINT は、ターゲットの実行環境に応じてその物理サイズが変化するので、ワードともダブルワードとも異なります。 UINT はダブルワードと同じサイズになります。
CUIntArray のメンバー関数は、CObArray クラスのメンバー関数とほぼ同じです。 メンバー関数については CObArray クラスの説明を参照してください。 関数引数や戻り値として CObject へのポインターが使われている箇所は、UINT に置き換えてください。
CObject* CObArray::GetAt( int <nIndex> ) const;
は、次のように置き換えます。
UINT CUIntArray::GetAt( int <nIndex> ) const;
CUIntArray クラスには IMPLEMENT_DYNAMIC マクロが組み込まれているので、CDumpContext オブジェクトへのランタイム型のアクセスとダンプをサポートします。 符号なし整数配列の要素をそれぞれダンプするには、ダンプ コンテキストの深さの引数を 1 以上に設定します。 符号なし整数の配列は、シリアル化できません。
注意
配列を使う場合は、あらかじめ SetSize 関数で配列のサイズを確定し、そのメモリを確保します。 SetSize を使用せずに要素を配列に追加すると、配列が頻繁に再割り当てされ、コピーされます。 頻繁に再割り当てとコピーを行うとパフォーマンスが低下し、メモリ断片化の原因になります。
CUIntArray の使い方の詳細については、「コレクション クラス」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxcoll.h