CDC::GetFontData

スケーラブル フォント ファイルからフォント メトリック情報を取得します。

DWORD GetFontData(
   DWORD dwTable,
   DWORD dwOffset,
   LPVOID lpData,
   DWORD cbData 
) const;

パラメーター

  • dwTable
    返されるメトリック テーブル名を指定します。 このパラメーターには、TrueType フォント ファイル仕様書に記述されているメトリック テーブルの 1 つを指定できます。 このパラメーターが 0 のときは、情報はフォント ファイルの先頭から取得されます。

  • dwOffset
    情報の検索を開始する位置となる、テーブルの先頭からのオフセットを指定します。 このパラメーターが 0 のときは、情報はパラメーター dwTable で指定されたテーブルの先頭から取得されます。 この値がテーブルのサイズ以上のときは、GetFontData は 0 を返します。

  • lpData
    フォント情報を受け取るバッファーを指すポインター。 この値が NULL のときは、関数はパラメーター dwTable で指定されたフォント データが必要とするサイズを返します。

  • cbData
    取得する情報の長さをバイト単位で指定します。 このパラメーターが 0 のときは、GetFontData はパラメーター dwTable で指定されたデータのサイズを返します。

戻り値

正常終了した場合は lpData で指定されたバッファーに返されたバイト数を返します。それ以外の場合は -1 を返します。

解説

取得される情報は、指定されているフォント ファイルへのオフセットと返される情報の長さにより識別されます。

アプリケーションは、GetFontData メンバー関数を使って、TrueType フォントの情報をドキュメントとして保存することもできます。 そのためには、アプリケーションはまずフォントが埋め込めるかどうかを調べ、その後、パラメーター dwTable、dwOffset、cbData をすべて 0 にしてフォント ファイル全体を取得します。

アプリケーションは、OUTLINETEXTMETRIC 構造体の otmfsType メンバーをチェックして、フォントの埋め込みができるどうかを調べることができます。 otmfsType のビット 1 が設定されているときは、フォントは埋め込むことができません。 ビット 1 がクリアされているときは、フォントを埋め込むことができます。 ビット 2 が設定されているときは、読み取り専用で埋め込むことができます。

アプリケーションがこの関数を使用して、非 TrueType フォントの情報を取得しようとすると、GetFontData メンバー関数は -1 を返します。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CDC クラス

階層図

CDC::GetOutlineTextMetrics

GetFontData

OUTLINETEXTMETRIC

その他の技術情報

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