Overrides (Visual Basic)

プロパティまたはプロシージャが、基本クラスから継承された、同じ名前のプロパティまたはプロシージャをオーバーライドすることを指定します。

解説

規則

  • 宣言コンテキスト。 Overrides は、プロパティまたはプロシージャの宣言ステートメント内でだけ使用できます。

  • 修飾子の結合。 同じ宣言内で Overrides を Shadows または Shared と共に指定することはできません。 オーバーライドする要素は暗黙でオーバーライド可能なので、Overridable を Overrides と組み合わせることはできません。

  • シグネチャの一致。 この宣言のシグネチャは、オーバーライドされるプロパティまたはプロシージャのシグネチャと完全に一致する必要があります。 つまり、パラメーター リストには、同じデータ型の、同じ数のパラメーターを同じ順序で指定する必要があります。

    シグネチャ以外では、オーバーライドする宣言で次の要素が完全に一致している必要があります。

    • アクセス レベル

    • 戻り値 (あれば) の型

  • ジェネリック シグネチャ。 ジェネリック プロシージャでは、シグネチャに型パラメーターの数が含まれます。 したがって、その点においても、オーバーライドする宣言は基本クラスのバージョンに一致する必要があります。

  • 一致が必要なその他の要素。 基本クラスのバージョンのシグネチャ以外に、この宣言では次の点でも一致している必要があります。

  • シャドウとオーバーライド。 シャドウとオーバーライドは、どちらも継承された要素を再定義しますが、そのアプローチは大きく異なります。 詳細については、「Visual Basic におけるシャドウ」を参照してください。

Overrides 修飾子は、次の場合に使用できます。

Function ステートメント

Property ステートメント

Sub ステートメント

参照

参照

MustOverride (Visual Basic)

NotOverridable (Visual Basic)

Overridable (Visual Basic)

型リスト (Visual Basic)

概念

Visual Basic におけるシャドウ

Visual Basic におけるジェネリック型 (Visual Basic)

その他の技術情報

キーワード (Visual Basic)