CStatic::Create
Windows の静的コントロールを作成し、CStatic オブジェクトに関連付けます。
virtual BOOL Create(
LPCTSTR lpszText,
DWORD dwStyle,
const RECT& rect,
CWnd* pParentWnd,
UINT nID = 0xffff
);
パラメーター
lpszText
コントロールに置くテキストを指定します。 NULL のときは、テキストは表示されません。dwStyle
静的コントロールのウィンドウ スタイルを指定します。 コントロールには、静的コントロール スタイル の任意の組み合わせが適用できます。rect
静的コントロールの位置とサイズを指定します。 RECT 構造体または CRect オブジェクトを指定できます。pParentWnd
CStatic の親ウィンドウを指定します。通常は、CDialog オブジェクトです。 NULL は指定できません。nID
静的コントロールのコントロール ID を指定します。
戻り値
正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
解説
CStatic オブジェクトは 2 ステップで構築します。 まず CStatic のコンストラクターを呼び出します。続いて Create 関数を呼び出して Windows の静的コントロールを作成し、CStatic オブジェクトに関連付けます。
静的コントロールには、次のウィンドウ スタイル が指定できます。
WS_CHILD 常時
WS_VISIBLE 通常
WS_DISABLED まれ
静的コントロールにビットマップ、カーソル、アイコン、メタファイルを表示するときは、次の静的コントロール スタイル のいずれかを適用する必要があります。
SS_BITMAP ビットマップで使います。
SS_ICON カーソル、アイコンで使います。
SS_ENHMETAFILE 拡張メタファイルで使います。
カーソル、ビットマップ、アイコンには、次のスタイルも使用できます。
- SS_CENTERIMAGE イメージを静的コントロールの中央に揃えるときに適用します。
使用例
CStatic myStatic;
// Create a child static control that centers its text horizontally.
myStatic.Create(_T("my static"), WS_CHILD|WS_VISIBLE|SS_CENTER,
CRect(10,10,150,50), pParentWnd);
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h