CFontDialog クラス
フォントの選択ダイアログ ボックスをアプリケーションに組み込むことができます。
class CFontDialog : public CCommonDialog
解説
CFontDialog オブジェクトは、現在システムにインストールされているフォントを一覧表示するダイアログ ボックスです。 この一覧から特定のフォントを選択できます。さらに選択結果をアプリケーションに返すことができます。
CFontDialog オブジェクトを構築するには、提供されたコンストラクターを使うか、新しいサブクラスを派生させて、独自のコンストラクターを使います。
CFontDialog オブジェクトを構築すると、m_cf 構造体を使ってダイアログ ボックスのコントロールの値やステータスを初期化できます。 m_cf 構造体は CHOOSEFONT 型です。 この構造体の詳細については、Windows SDK を参照してください。
ダイアログ オブジェクトのコントロールを初期化したら、ダイアログ ボックスを表示してユーザーがフォントを選択できるように、DoModal メンバー関数を呼び出します。 DoModal は、ユーザーが [OK] (IDOK) ボタンと [キャンセル] (IDCANCEL) ボタンのどちらをクリックしたかを返します。
DoModal 関数が IDOK を返した場合は、入力された情報を取得するために CFontDialog メンバー関数の 1 つを使用できます。
ダイアログ ボックスの初期化中にエラーが発生したかどうかを確認し、そのエラーについての情報を得るために、Windows の CommDlgExtendedError 関数を使用できます。 この関数の詳細については、Windows SDK を参照してください。
CFontDialog は、Windows Versions 3.1 以降で配布される COMMDLG.DLL ファイルを使います。
ダイアログ ボックスをカスタマイズするには、CFontDialog からクラスを派生し、独自のダイアログ テンプレートを作成します。さらに、拡張コントロールからの通知メッセージを処理するためのメッセージ マップを追加します。 処理されないメッセージは基本クラスに渡されます。
フック関数のカスタマイズは必要ありません。
CFontDialog の使い方の詳細については、「コモン ダイアログ クラス」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxdlgs.h
参照
処理手順
HIERSVR サンプル:OLE のドラッグ アンド ドロップでのサーバー アプリケーションを示します