ツールボックスの使用
[ツールボックス] は、Windows エクスプローラーによく似たスライド型のツリー コントロールですが、グリッドと接続線がありません。 [ツールボックス] の複数のセグメント (タブと呼びます) は同時に展開でき、ツリー全体を [ツールボックス] ウィンドウ内でスクロールできます。 [ツールボックス] の任意のタブを展開するには、タブ名の隣のプラス記号 (+) をクリックします。 展開したタブを折りたたむには、タブ名の隣のマイナス記号 (-) をクリックします。
[ツールボックス] には、プロジェクトに追加できる項目がアイコンで表示されます。 エディターやデザイナーに戻るたびに、[ツールボックス] は、直近に選択されたタブおよび項目に自動的にスクロールします。 フォーカスをエディターやデザイナーに移動したり、別のプロジェクトに移動すると、それに合わせて [ツールボックス] で現在選択されている項目も変化します。
[ツールボックス] には、作業中のファイルの種類に適した項目のみが表示されます。 たとえば、[HTML] ページでは、[HTML] タブと [全般] タブのみを使用できます。 Windows フォームには、Windows フォーム コントロールのすべてのカテゴリが表示されます。 コンソール アプリケーションは、通常、対象の .NET Framework バージョン上でグラフィカル ユーザー インターフェイスなしで設計されるため、コンソール アプリケーションの編集中、[ツールボックス] の項目は表示されません。
また、使用できるコントロールのコレクションも、プロジェクトで対象とする .NET Framework のバージョンによって異なります。 既定では、Visual Studio 2010 プロジェクトは、.NET Framework 4 Client Profile を対象とします。 これにより、インストールに .NET Framework 全体を含める必要がなくなるため、配置パッケージのサイズが小さくなります。 プロジェクトに Client Profile でサポートされないコントロールが必要な場合、プロジェクト プロパティを編集することにより、プロジェクトに対象の .NET Framework 4 を設定できます。
[ツールボックス] は、タブ内で項目を再配置したり、カスタム タブや項目を追加したりすることによってカスタマイズできます。 詳細については、「方法 : [ツールボックス] ウィンドウを管理する」および「[ツールボックス] タブの操作方法」を参照してください。 [ツールボックス] 項目の追加や削除を行う場合は、[ツールボックス アイテムの選択] ダイアログ ボックス (Visual Studio) を使用します。 [ツールボックス] にアイコンとして追加できる項目には、.NET Framework クラス ライブラリのコンポーネント、COM コンポーネント、Windows フォームや Web フォームのコントロール、HTML 要素、および XML 名前空間が含まれます。
注意
[ツールボックス] にアイコンを追加したり、アイコンを削除したりしても、コンピューターの実際のコンポーネント ファイルに影響はありません。
設定の組み合わせを変更すると、現在の [ツールボックス] の状態は消去されます。 設定の組み合わせを変更すると、使用可能な [ツールボックス] のタブ、およびタブに表示される項目が変わる場合があります。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
このセクションの内容
方法 : ツールボックスのカスタム コントロールをパッケージ化およびインストールする