Visual Basic における文字列操作メソッドの種類
文字列を分析し、操作する方法はいくつかあります。 ここで紹介するメソッドには、Visual Basic 言語の一部であるメソッドと、String クラス固有のメソッドがあります。
Visual Basic 言語と .NET Framework
Visual Basic のメソッドは、言語に固有の関数として使用されます。 したがって、コード内で修飾子を付けずに使用できます。 次のコードは、Visual Basic の文字列操作コマンドの典型的な使用例です。
Dim aString As String = "SomeString"
Dim bString As String
' Assign "meS" to bString.
bString = Mid(aString, 3, 3)
この例では、Mid 関数が aString を直接処理し、値を bString に代入しています。
Visual Basic における文字列操作メソッドの一覧については、「文字列操作の概要 (Visual Basic)」を参照してください。
共有メソッドとインスタンス メソッド
String クラスのメソッドを使って文字列を操作することもできます。 String には、共有メソッドとインスタンス メソッドの 2 種類のメソッドがあります。
共有メソッド
共有メソッドは、String クラス自体のメソッドであり、クラスのインスタンスを必要としません。 これらのメソッドを修飾するには、String クラスのインスタンスではなく、クラスの名前 (String) を使います。 次に例を示します。
Dim aString As String = String.Copy("A literal string")
この例の String.Copy メソッドは静的メソッドであり、指定された式を処理し、結果値を bString に代入します。
インスタンス メソッド
これに対して、インスタンス メソッドは、Stringの特定のインスタンスのメソッドであり、インスタンス名で修飾する必要があります。 次に例を示します。
Dim aString As String = "A String"
Dim bString As String
' Assign "String" to bString.
bString = aString.Substring(2, 6)
この例の String.Substring メソッドは、String のインスタンス (aString) のメソッドです。 aString に対して処理を実行し、値を bString に代入します。
詳細については、String クラスのドキュメントを参照してください。