lbound メソッド
VBArray オブジェクトの配列で、指定した次元で使用されている最小のインデックス値を返します。
function lbound([dimension : Number]) : Object
引数
- dimension
省略可能です。 VBArray の、最も小さいインデックスを取得する次元を指定します。 省略した場合、lbound は 1 を仮定します。
解説
VBArray が空の場合、lbound メソッドは undefined を返します。 引数 dimension に VBArray の次元数より大きい値を指定したり、負の値を指定したりすると、"有効範囲外のインデックス" エラーが発生します。
使用例
次のコードは、3 つの部分から構成されます。 最初の部分は、Visual Basic のセーフ配列を作成する VBScript のコードです。 2 番目の部分は、このセーフ配列の次元数と各次元の下限値を取得する JScript のコードです。 セーフ配列は、Visual Basic というよりもむしろ VBScript で作成されるため、下限値は常に 0 になります。 どちらのコードも、HTML ページの <HEAD> セクションに記述します。 3 番目の部分は、他の 2 つのコードを実行するために <BODY> セクションに記述する JScript のコードです。
<HEAD>
<SCRIPT LANGUAGE="VBScript">
<!--
Function CreateVBArray()
Dim i, j, k
Dim a(2, 2)
k = 1
For i = 0 To 2
For j = 0 To 2
a(j, i) = k
k = k + 1
Next
Next
CreateVBArray = a
End Function
-->
</SCRIPT>
<SCRIPT LANGUAGE="JScript">
<!--
function VBArrayTest(vba){
var i;
var a = new VBArray(vba);
var s = "";
for (i = 1; i <= a.dimensions(); i++)
{
s += "The lower bound of dimension ";
s += i + " is ";
s += a.lbound(i);
s += ".<BR>";
}
return (s);
}
-->
</SCRIPT>
</HEAD>
<BODY>
<SCRIPT language="jscript">
document.write(VBArrayTest(CreateVBArray()));
</SCRIPT>
</BODY>