InstallUrl プロパティ (起動条件)
起動条件が False に評価された場合にユーザーがダウンロードできるファイルがある場所を指定します。 このプロパティに値を指定した場合は、[はい] および [いいえ] のボタンと、Message プロパティで指定したメッセージを含むダイアログ ボックスが表示されます。
[はい] をクリックしたユーザーは、このプロパティで指定された場所にリダイレクトされます。どちらのボタンがクリックされても、インストールは直ちに停止します。
設定
InstallUrl プロパティの設定値は以下のとおりです。
設定 |
説明 |
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(空白) |
ダイアログ ボックスは表示されません。代わりに、Windows 標準の「インストールが終了しました」という内容が表示されます。 |
URL |
https://server/path/ という形式で指定します。server と path で、インターネットまたはイントラネットの有効な Web ページを定義します。
メモ
指定した URL が無効な場合や、Web 接続ができないユーザー環境や Web ブラウザーがインストールされていないユーザー環境では失敗します。
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UNC パス |
\\server\share という形式で指定します。server と share で、有効なネットワーク ファイル共有を定義します。
メモ
ファイル共有に対するアクセス許可がユーザーに必要です。
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ファイル パス |
ファイルの場所のパス。たとえば \My Application\MyFile.exe のように、インストーラーの場所からの相対パスです。 CD-ROM などの再頒布可能メディアで配置するときに主に使用します。 |
セキュリティに関するメモ |
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配置プロジェクトの Bootstrapper プロパティを Web Bootstrapper に設定した場合、URL 以外は指定しないでください。 UNC パスやファイル パスを指定すると、セキュリティ プロンプトが出されずにファイルをダウンロードできる可能性があるので、ユーザーにとってセキュリティ上のリスクが発生することになります。 詳細については、「配置プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックス ([構成プロパティ] - [ビルド])」を参照してください。 |
解説
.NET Framework 起動条件では、InstallUrl プロパティが https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=76617 に設定され、.NET Framework のインストーラーをダウンロードできる Microsoft サポート Web ページにリダイレクトされます。 その他の起動条件の場合、InstallUrl プロパティは既定では空白です。
注意
アプリケーションが別のバージョンの .NET Framework を必要とする場合は、InstallUrl プロパティをオーバーライドして独自の場所を指定する必要があります。 詳細については、「.NET Framework 起動条件」を参照してください。 また、InstallUrl プロパティを変更する場合は、Message プロパティも適切なメッセージに変更する必要があります。 詳細については、「Message プロパティ (起動条件)」を参照してください。