toString メソッド

  • [アーティクル]

オブジェクトの値を表す文字列を返します。

function toString( [radix : Number] ) : String

引数

  • radix
    省略可能です。 数値を文字列に変換するときの方法を指定します。 この値は、数値にのみ使用されます。

解説

toString メソッドは、JScript の組み込みオブジェクトのメンバーです。 このメソッドの動作は、オブジェクトの種類に応じて異なります。

オブジェクト

動作

Array

文字列に変換された Array オブジェクトの要素を返します。 文字列は、コンマで接続されます。

Boolean

ブール値が真 (true) の場合は、"true" という文字列を返します。 それ以外の場合は、"false" を返します。

Date

日付を表すテキストを返します。

Error

対応するエラーメッセージの文字列を返します。

Function

次の形式の文字列を返します。functionname は、指定した関数の名前です。

"function functionname() { [ネイティブ コード] }"

Number

数値を表すテキストを返します。

String

String オブジェクトの値を返します。

Default

"[object objectname]" という文字列を返します。objectname は、オブジェクト型の名前です。

使用例

引数 radix を使った toString メソッドの使用例を次に示します。 この関数の戻り値は、基数変換テーブルです。

function CreateRadixTable ()
{
    var s = "";

    // Create table heading.
    s += "Hex  Dec  Bin \n";

    for (var x = 0; x < 16; x++)
    {
        s += " ";

        // Convert to hexidecimal.
        s += x.toString(16);
        s += "   ";
        if (x < 10) s += " ";

        // Convert to decimal.
        s += x.toString(10);
        s += "   ";

        // Convert to binary.
        s += x.toString(2);
        s += "\n";
   }

   return(s);
}

必要条件

Version 2

対象:

Array オブジェクト| Boolean オブジェクト| Date オブジェクト| Error オブジェクト| Function オブジェクト| Number オブジェクト| Object オブジェクト| String オブジェクト

参照

参照

function ステートメント