CMonikerFile クラス
IMoniker で名前を付けられたデータのストリーム (IStream) を表します。
class CMonikerFile : public COleStreamFile
解説
モニカーには、ファイルにとってのパス名のような情報が入っています。 モニカー オブジェクトの IMoniker インターフェイスへのポインターを持っている場合、ファイルが実際にどこに存在するかに関する特別な情報がなくても、特定のファイルへアクセスできます。
CMonikerFile は COleStreamFile から派生して、モニカー、またはモニカーを作成可能な文字列表現を受け取り、そのモニカーを名前として持つストリームをバインドします。 このようにして、ストリームへの読み書きが可能になります。 CMonikerFile の実際の目的は、IMoniker によって名前が付けられた IStream へ簡単にアクセスできるようにすることです。そのため、ストリームをユーザーがバインドする必要もなく、ストリームに対する CFile の機能を得ることができます。
CMonikerFile は、ストリーム以外のものをバインドするには使用できません。 ストレージまたはオブジェクトをバインドする場合、IMoniker インターフェイスを直接使用する必要があります。
ストリームとモニカーの詳細については、『MFC リファレンス』の「COleStreamFile」と Windows SDK の「IStream」と「IMoniker」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxole.h