C と Win32 を使用するマルチスレッド
Microsoft Visual C++ では、Windows XP、Windows 2000、Windows NT、Windows Me、Windows 98 などの Microsoft Windows 用のマルチスレッド アプリケーションを作成できます。 アプリケーションでキーボードとマウスの同時入力などの複数の処理を管理する場合は、複数のスレッド (マルチスレッド) の使用を検討してください。 たとえば、あるスレッドがマウス関連の処理をしている間に、別のスレッドでキーボード入力を処理できます。 さらに 3 番目のスレッドで、マウス スレッドとキーボード スレッドからのデータに基づいて表示画面を更新することもできます。 また別のスレッドで、同時にディスク ファイルにアクセスしたり、通信 (COM) ポートからデータを受信することもできます。
Visual C++ では、複数のスレッドを含むプログラムを作成する方法として、MFC (Microsoft Foundation Class) ライブラリを使用する方法と、C ランタイム ライブラリと Win32 API を使用する方法の 2 つがあります。 MFC でマルチスレッド アプリケーションを作成する方法については、C を使用するマルチスレッドに関する次のトピックを読んだ後、「C++ と MFC を使用するマルチスレッド」を参照してください。
以下のトピックでは、マルチスレッド プログラムの作成をサポートする Visual C++ の機能について説明します。