EditPoint インターフェイス

テキストをテキスト バッファーのデータとして操作できます。

名前空間:  EnvDTE
アセンブリ:  EnvDTE (EnvDTE.dll 内)

構文

'宣言
<GuidAttribute("C1FFE800-028B-4475-A907-14F51F19BB7D")> _
Public Interface EditPoint _
    Inherits TextPoint
[GuidAttribute("C1FFE800-028B-4475-A907-14F51F19BB7D")]
public interface EditPoint : TextPoint
[GuidAttribute(L"C1FFE800-028B-4475-A907-14F51F19BB7D")]
public interface class EditPoint : TextPoint
[<GuidAttribute("C1FFE800-028B-4475-A907-14F51F19BB7D")>]
type EditPoint =  
    interface
        interface TextPoint
    end
public interface EditPoint extends TextPoint

EditPoint 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。

プロパティ

  名前 説明
パブリック プロパティ AbsoluteCharOffset EditPoint オブジェクトのインデックス番号が 1 から始まる文字オフセットを取得します。
パブリック プロパティ AbsoluteCharOffset インデックス番号が 1 から始まる、ドキュメントの先頭から TextPoint オブジェクトまでの文字オフセットを取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ AtEndOfDocument オブジェクトがドキュメントの末尾にあるかどうかを示す値を取得します。
パブリック プロパティ AtEndOfDocument オブジェクトがドキュメントの末尾にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ AtEndOfLine オブジェクトが行の末尾にあるかどうかを示す値を取得します。
パブリック プロパティ AtEndOfLine オブジェクトが行末にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ AtStartOfDocument オブジェクトがドキュメントの先頭にあるかどうかを示す値を取得します。
パブリック プロパティ AtStartOfDocument オブジェクトがドキュメントの先頭にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ AtStartOfLine EditPoint オブジェクトが行の先頭にあるかどうかを示す値を取得します。
パブリック プロパティ AtStartOfLine オブジェクトが行頭にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ CodeElement[vsCMElement] EditPoint 位置のコード要素を取得します。
パブリック プロパティ CodeElement[vsCMElement] TextPoint の位置にあるコード要素を返します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ DisplayColumn EditPoint オブジェクトの列番号の数を取得します。
パブリック プロパティ DisplayColumn 現在表示されている、TextPoint オブジェクトを含む列の数を取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ DTE トップ レベルの機能拡張オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ DTE トップ レベルの機能拡張オブジェクトを取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ Line EditPoint オブジェクトの行番号を取得します。
パブリック プロパティ Line オブジェクトの行番号を取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ LineCharOffset EditPoint オブジェクトの文字オフセットを取得します。
パブリック プロパティ LineCharOffset オブジェクトの文字オフセットを取得します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ LineLength 行の文字数を取得します。
パブリック プロパティ LineLength オブジェクトを含む行の文字数を取得します。ただし、改行文字は除きます。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック プロパティ Parent EditPoint オブジェクトの直接の親オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ Parent TextPoint オブジェクトの直接の親オブジェクトを取得します。 (TextPoint から継承されます。)

このページのトップへ

メソッド

  名前 説明
パブリック メソッド ChangeCase 選択されたテキストの大文字小文字を切り替えます。
パブリック メソッド CharLeft 指定した文字数だけエディット ポイントを左に移動します。
パブリック メソッド CharRight 指定した文字数だけエディット ポイントを右に移動します。
パブリック メソッド ClearBookmark 現在のテキスト バッファー行の、名前のないブックマークを消去します。
パブリック メソッド Copy 指定したテキスト範囲をクリップボードにコピーします。
パブリック メソッド CreateEditPoint() 呼び出し元オブジェクトの位置に EditPoint オブジェクトを作成して返します。
パブリック メソッド CreateEditPoint() 呼び出し元オブジェクトの位置に EditPoint オブジェクトを作成して返します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック メソッド Cut 指定したテキスト範囲をクリップボードにコピーし、ドキュメントから削除します。
パブリック メソッド Delete 指定したテキスト範囲を削除します。
パブリック メソッド DeleteWhitespace テキスト バッファーの現在位置から水平または垂直方向にある空の文字 (空白) を削除します。
パブリック メソッド EndOfDocument エディット ポイントをドキュメントの末尾に移動します。
パブリック メソッド EndOfLine エディット ポイントをバッファーの現在行の末尾に移動します。
パブリック メソッド EqualTo(TextPoint) 特定のポイント オブジェクトの AbsoluteCharOffset の値が、呼び出し元の EditPoint オブジェクトのその値に等しいかどうかを示す値を返します。
パブリック メソッド EqualTo(TextPoint) 指定したポイントのオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、呼び出しオブジェクトの TextPoint オブジェクトの値に等しいかどうかを返します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック メソッド FindPattern 選択したテキスト内で、指定した一致パターンを検索します。
パブリック メソッド GetLines 指定した 2 行の間にあるテキストを表す文字列を取得します。
パブリック メソッド GetText バッファー内の現在の位置と指定した位置の間にあるテキストを取得します。
パブリック メソッド GreaterThan(TextPoint) EditPoint オブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定した TextPoint オブジェクトのその値より大きいかどうかを返します。
パブリック メソッド GreaterThan(TextPoint) 呼び出しオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定したポイントのオブジェクトの値より大きいかどうかを示します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック メソッド Indent 選択した行を指定したインデント レベルでインデントします。
パブリック メソッド Insert 指定した文字列をバッファーのエディット ポイントの現在位置に挿入します。
パブリック メソッド InsertFromFile 指定したファイルの内容をバッファーの現在位置に挿入します。
パブリック メソッド LessThan(TextPoint) 呼び出された EditPoint オブジェクトの AbsoluteCharOffset の値が、指定した TextPoint オブジェクトのその値より小さいかどうかを返します。
パブリック メソッド LessThan(TextPoint) 呼び出されたオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定したオブジェクトの値より小さいかどうかを示します。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック メソッド LineDown エディット ポイントを指定した行数だけ下に移動します。
パブリック メソッド LineUp エディット ポイントを指定した行数だけ上に移動します。
パブリック メソッド MoveToAbsoluteOffset アクティブ ポイントを 1 で始まる絶対文字オフセットに移動します。
パブリック メソッド MoveToLineAndOffset 指定した行とその行の文字オフセット位置にドキュメントを移動します。
パブリック メソッド MoveToPoint アクティブ ポイントを指定した場所に移動します。
パブリック メソッド NextBookmark ドキュメント内の、次のブックマークの場所に移動します。
パブリック メソッド OutlineSection エディット ポイントと、指定したテキスト ポイントまたは値を基にして、アウトライン セクションを作成します。
パブリック メソッド PadToColumn バッファーの現在行に、指定した列まで空の文字 (空白) を入力します。
パブリック メソッド Paste クリップボードの内容を現在の場所に挿入します。
パブリック メソッド PreviousBookmark エディット ポイントをドキュメント内の前のブックマークの位置に移動します。
パブリック メソッド ReadOnly 指定した範囲に読み取り専用のテキストが含まれているかどうかを示す値を返します。
パブリック メソッド ReplacePattern 指定したテキスト範囲で特定のパターンを検索し、指定したテキストで置換します。
パブリック メソッド ReplaceText 選択したテキストを指定したテキストで置換します。
パブリック メソッド SetBookmark バッファーの現在行に無名のブックマークを設定します。
パブリック メソッド SmartFormat 指定したテキスト範囲を現在の言語に基づいて書式設定します。
パブリック メソッド StartOfDocument オブジェクトをドキュメントの先頭に移動します。
パブリック メソッド StartOfLine エディット ポイントをバッファーの現在行の先頭に移動します。
パブリック メソッド TryToShow(vsPaneShowHow, Object) テキスト ポイントの位置の表示を試みます。
パブリック メソッド TryToShow(vsPaneShowHow, Object) テキスト ポイントの位置の表示を試みます。 (TextPoint から継承されます。)
パブリック メソッド Unindent 選択した行のインデント文字を指定したインデント レベルだけ削除します。
パブリック メソッド WordLeft 指定された語句数の分だけオブジェクトを左に移動します。
パブリック メソッド WordRight 指定された語句数の分だけオブジェクトを右に移動します。

このページのトップへ

解説

EditPoint オブジェクトは、TextSelection オブジェクトに似ていますが、コード エディターに表示されるテキストではなく、テキスト バッファーのデータを操作する点が異なります。バッファー内のテキストは、ワード ラップや仮想空間などのグローバル エディターの状態の影響を受けません。

テキスト ドキュメントを変更する操作は、読み取り専用ブロックに含まれている文字に影響する場合、またはドキュメント自体が読み取り専用の場合は失敗します。

Sub EditPointExample()
  ' Before running this example, open a text document.
  Dim objTD As TextDocument
  Dim objEP As EditPoint

  objTD = DTE.ActiveDocument.Object("TextDocument")
  objEP = objTD.StartPoint.CreateEditPoint
  objEP.Insert "Hello"
End Sub

参照

関連項目

EnvDTE 名前空間