/Ox (最大限の最適化)
/Ox コンパイラ オプションを指定すると、サイズを小さくすることよりも実行速度の最適化を優先するコードが生成されます。
/Ox
解説
/Ox コンパイラ オプションを指定することは、次のオプションをすべて使用するのと同じです。
/Ob (関数のインライン展開) (オプションのパラメーターは 2 (/Ob2))
/Ox は、次のオプションと併用できません。
/Ox コンパイラ オプションを指定すると、名前付き戻り値の最適化も有効になります。この最適化では、スタック ベースの戻り値のコンストラクターとデストラクターがコピーされません。詳細については、「/O1、/O2 (プログラム サイズ、実行速度)」を参照してください。
/Ox コンパイラ オプションと /Os (小さなコードを優先) を結合した /Oxs コンパイラ オプションを指定すると、/Ox コンパイラ オプションを取り消すことができます。この結合オプションでは、コード サイズを小さくすることが優先されます。
通常は、/Ox の代わりに /O2 (最高速度) を、/Oxs の代わりに /O1 (最小サイズ) を指定します。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。
[C/C++] フォルダーをクリックします。
[最適化] プロパティ ページをクリックします。
[最適化] プロパティを変更します。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- Optimization を参照してください。