CComClassFactorySingleton クラス
このクラスは、CComClassFactory から派生します。また、CComObjectGlobal を使用して単一のオブジェクトを生成します。
重要 |
---|
このクラスおよびメンバーは、Windows のランタイムで実行するアプリケーションで使用することはできません。 |
template<
class T
>
class CComClassFactorySingleton :
public CComClassFactory
パラメーター
- T
自分のクラス。
CComClassFactorySingleton は CComClassFactory から派生し、一つのオブジェクトの構築に CComObjectGlobal を使用します。CreateInstance のメソッドを呼び出すたびに、インターフェイス ポインターのこのオブジェクトを照会します。
メンバー
パブリック メソッド
名前 |
説明 |
---|---|
インターフェイス ポインターの m_spObj を照会します。 |
パブリック データ メンバー
名前 |
説明 |
---|---|
CComClassFactorySingletonで構築 CComObjectGlobal のオブジェクト。 |
解説
ATL オブジェクトは CComCoClassから派生させて、通常はクラス ファクトリを取得します。既定のクラス ファクトリとして CComClassFactory を宣言するこのクラスでは、マクロ DECLARE_CLASSFACTORYが含まれています。CComClassFactorySingletonを使用するには、オブジェクトのクラス定義に DECLARE_CLASSFACTORY_SINGLETON のマクロを指定します。以下はその例です。
class ATL_NO_VTABLE CMySingletonClass :
public CComObjectRootEx<CComSingleThreadModel>,
public CComCoClass<CMySingletonClass, &CLSID_MySingletonClass>,
public IMySingletonClass
{
public:
DECLARE_CLASSFACTORY_SINGLETON(CMySingletonClass)
// Remainder of class declaration omitted.
継承階層
CComObjectRootBase
IClassFactory
CComClassFactorySingleton
必要条件
ヘッダー : atlcom.h
参照
関連項目
CComClassFactoryAutoThread クラス