方法: ユース ケースをドキュメントおよび図にリンクする
Visual Studio Ultimate では、ユース ケース図のユース ケースを別の図またはドキュメントにリンクできます。たとえば、次の図およびドキュメントにユース ケースをリンクできます。
ユーザーとシステムの間、またはユーザーとシステムの主要コンポーネントの間の相互作用によってユース ケースの目的がどのように達成されるかを示すシーケンス図。
ユーザーとシステムまたはシステムの主要コンポーネントがユース ケースを実行するときの詳細なアクションを示すアクティビティ図。
ユース ケースの詳細が示されている OneNote ページまたはパラグラフ。
ユース ケースの詳細が示されている Word 文書または PowerPoint プレゼンテーション。このような文書は、ソリューションか、チームがアクセスできる場所 (SharePoint サイトなど) に保管できます。
ユース ケースをドキュメントにリンクするには、ユース ケース図に成果物を生成し、その成果物にユース ケースを接続します。成果物のプロパティで他の図またはドキュメントのファイル パスを設定します。成果物をダブルクリックすると、他の図またはドキュメントが開きます。
各ユース ケースは、必要なだけの数の成果物に接続できます。成果物をユース ケース図上の他の種類の要素にリンクすることもできます。
成果物に関連付けられているドキュメントを開くには
ユース ケース図で成果物図形をダブルクリックします。
関連付けられているドキュメントが開きます。
ユース ケースを同じソリューションに含まれる図またはファイルにリンクするには
ユース ケースのシナリオを示すために、シーケンス図やアクティビティ図などの図を描画します。
ユース ケース図に戻ります。
ソリューション エクスプローラーから図またはファイルをユース ケース図の空白部分にドラッグします。
依存関係を使用して、成果物からユース ケースへの接続を設定します。
Word 文書や PowerPoint プレゼンテーションなどのソリューション ファイルにリンクするには
ソリューションにドキュメントを追加します。
Word 文書をソリューションと同じ Windows フォルダーに移動します。
ソリューション エクスプローラーで、ソリューションを右クリックします。次に、[追加] をポイントし、[既存の項目] をクリックします。
Word 文書を参照し、[追加] をクリックします。
Word 文書がソリューション エクスプローラーのソリューション フォルダーに表示されます。
ソリューション エクスプローラーから Word 文書をユース ケース図の空白部分にドラッグします。
新しい成果物が表示されます。
依存関係を使用して、成果物からユース ケースへの接続を設定します。
共有ドキュメント、OneNote 要素、または Web ページにリンクするには
共有要素の URL を取得します。これは、たとえば、"\\" で始まるネットワーク ファイル パス、"http://" で始まる Web ページまたは Sharepoint URL、"onenote" で始まる OneNote セクション、ページ、パラグラフへのリンクなどです。
ツールボックスの [成果物] をクリックし、ユース ケース図をクリックします。
新しい成果物を選択した状態で、"ハイパーリンク" プロパティに URL を入力するか貼り付けます。
[!メモ]
ファイル パスを指定するには、共有ワークスペース ("\\" で始まる) にあるファイルか、Visual Studio ソリューション内のファイルを選択することをお勧めします。これにより、別のチーム メンバーのコンピューターにおいても、またソリューションが移動された場合でも、ファイル パスの有効性が保たれます。Word 文書などのドキュメントをソリューションに追加するには、ソリューション エクスプローラーでソリューションを右クリックし、[追加] をポイントして、[既存の項目] をクリックします。