Visual Studio のインストール
Visual Studio をインストールするには、インストール メディア (DVD など) を使用するか、Visual Studio の製品ダウンロード ページからファイルをダウンロードします。
Visual Studio 2012 の各エディションをインストールするためのシステム要件およびサポートされるアップグレード パスについては、「互換性」を参照してください。
Visual Studio 2012 を使用して、さまざまなプラットフォームを対象とするアプリケーションを開発する方法については、「互換性」を参照してください。
Visual Studio 2012 の各エディションで使用できる機能については、「機能比較」を参照してください。
このドキュメントでは、次のインストールに関する情報について説明します。
Visual Studio のインストール
インストールに関する問題のトラブルシューティング
企業内ネットワーク配置
Visual Studio のインストール後の作業
Visual Studio の登録
Visual Studio の修復
選択可能な項目のインストール
サービス リリースと製品の更新プログラムのチェック
関連トピック
Visual Studio のインストール
Visual Studio をインストールするには、管理者の資格情報が必要です。ただし、インストール後に Visual Studio を使用する場合にはこれらの資格情報は不要です。
旧バージョンの Visual Studio がコンピューターにインストールされている場合は、複数のバージョンを実行する方法を確認します。詳細については、「複数バージョンの Visual Studio のインストール」および「インストールされている .NET Framework バージョンの確認」を参照してください。
インストール メディアを使用したインストール
Visual Studio インストール メディアのルート ディレクトリにあるインストール アプリケーションを実行して、Visual Studio のインストールを開始します。
エディション |
インストール アプリケーション |
---|---|
Visual Studio Ultimate |
vs_ultimate.exe |
Visual Studio Premium |
vs_premium.exe |
Visual Studio Professional |
vs_professional.exe |
製品の Web サイトからのダウンロードによるインストール
MSDN Web サイトの「Visual Studio ダウンロード」に移動し、ダウンロードするエディションを選択して、Visual Studio のインストールを開始します。
仮想化環境での Visual Studio のインストール
Hyper-V が有効であり、アクセラレータ機能を使用するグラフィックス アダプターが搭載されている Windows Server 2008 R2 を実行すると、システムの速度が低下することがあります。この問題は、テスト用に Hyper-V を使用しながら、グラフィック性に優れた Visual Studio 2012 環境を使用するユーザーに影響を与える可能性があります。
このような速度低下を回避するには、システムで "Nested Page Tables" (AMD)、"Rapid Virtualization Indexing" (AMD)、または "Extended Page Tables" (Intel) の機能がサポートされているかどうかを確認します。この機能は、AMD Phenom プロセッサと Opteron プロセッサ、および Intel Nehalem プロセッサ (Core i7 シリーズ、Xeon 5500 シリーズ) で使用できます。このプロセッサの機能によって、システムの速度を低下させることなく、グラフィックスのパフォーマンスと機能を完全な状態で使用できるため、これらの機能を使用する回避策をお勧めします。
詳細については、Microsoft Web サイトの「Video performance may decrease when a Windows Server 2008 or Windows Server 2008 R2 based computer has the Hyper-V role enabled and an accelerated display adapter installed (Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 ベースのコンピューターで Hyper-V の役割を有効にし、アクセラレータ機能を使用するディスプレイ アダプターをインストールしたときに、ビデオ パフォーマンスが低下する場合がある)」を参照してください。
コマンド ライン パラメーターの使用
次の表に、インストール アプリケーションを実行するときに利用できるコマンド ライン パラメーターの一覧を示します。
パラメーター |
説明 |
---|---|
/? または /help |
コマンド ライン パラメーターを表示します。 |
/q または /quiet |
インストール アプリケーションのユーザー インターフェイス (UI) を非表示にします。Visual Studio が既にインストールされている場合に、このパラメーター以外のパラメーターを指定しないと、インストール アプリケーションはメンテナンス モードで実行されます。 |
/qb または /passive |
進行状況が表示されますが、ユーザーの入力を待ちません。 |
/Uninstall |
Visual Studio をアンインストールします。 |
/layoutDirectory |
インストール メディアのファイルを指定したディレクトリにコピーします。 |
/pCustomInstallPath |
指定したディレクトリに再ターゲット可能パッケージをすべてインストールします。 |
/noweb |
インターネットからインストールされないようにします。 |
/LogFilename |
ログ ファイルの場所を指定します。 |
/full |
すべての製品の機能をインストールします。 |
/norestart |
インストール中またはインストール後に、インストール アプリケーションによりコンピューターが再起動されないようにします。リターン コードを検索するには「リターン コード」を参照してください。 |
/PromptRestart |
コンピューターを再起動する前にユーザーに確認します。 |
/ForceRestart |
インストール後に必ずコンピューターを再起動します。 |
/AdminFileAdminDeployment.xml |
管理用インストールに指定したデータ ファイルを使用して Visual Studio をインストールします。 |
/ChainingPackageBundleName |
このバンドルをチェーンするバンドルを指定します。 |
/P ProductKey="key" |
ボリューム ライセンス キーを指定します。 |
インストールに関する問題のトラブルシューティング
発生する可能性のあるインストールの問題点の詳細については、「Visual Studio のセットアップ エラーおよびインストール エラーのトラブルシューティング」を参照してください。
企業内ネットワーク配置
ネットワーク経由で Visual Studio を配置する方法については、「Visual Studio 管理者ガイド」を参照してください。
Visual Studio のインストール後の作業
Visual Studio のいずれかのエディションをインストールした後、その製品を登録し、更新プログラムの有無をチェックすることをお勧めします。
Visual Studio の登録
Visual Studio を登録するには
メニュー バーで、[ヘルプ]、[製品の登録] の順に選択します。
[!メモ]
Windows Live 資格情報と製品 ID 番号 (PID) を登録する必要があります。PID は、[ヘルプ] メニューの [バージョン情報] ダイアログ ボックスに表示されます。
または、製品に付属の登録はがきを使用します。
Visual Studio の修復
Visual Studio を修復するには
[コントロール パネル] の [プログラムと機能] ページで、修復する製品のエディションを選択し、[アンインストールと変更] を選択します。
セットアップ ウィザードで、[修復]、[次へ] の順に選択し、残りの指示に従います。
サイレント モードまたはパッシブ モードで Visual Studio を修正する (つまり、ソースから修復する) には
Visual Studio がインストールされているコンピューターで、Windows コマンド プロンプトを開きます。
次のパラメーターを入力します。
DVDRoot \vs_ProductName.exe </quiet|/passive> [/norestart]
If ERRORLEVEL 1 Echo ERRORLEVEL=%ERRORLEVEL%
選択可能な項目のインストール
選択可能な項目をインストールするには
[コントロール パネル] の [プログラムと機能] ページで、1 つまたは複数のコンポーネントを追加する製品のエディションを選択し、[変更] を選択します。
セットアップ ウィザードで、[変更] を選択し、インストールするコンポーネントを選択します。
[次へ] を選択し、残りの指示に従います。
サービス リリースと製品の更新プログラムのチェック
サービス リリースの有無をチェックするには
メニュー バーで、[ヘルプ]、[更新プログラムのチェック] の順に選択します。
これによって Microsoft Update の Web サイトが開き、サービス リリースをダウンロードできます。
[!メモ]
Internet Explorer の [インターネット オプション] ダイアログ ボックスで [セキュリティ] と [プライバシー] の設定を変更した場合、更新プログラムの有無をチェックしようとしたときにエラー メッセージが表示されることがあります。[セキュリティ] と [プライバシー] の設定を既定値にリセットしてから、更新プログラムをチェックし直してください。
その他の更新プログラムの有無をチェックするには
Microsoft Web サイトの Visual Studio の「リリース済みのソフトウェア更新プログラム」ページを開きます。
使用しているバージョンで利用可能な更新プログラムを参照します。
Visual Studio のアンインストール
Visual Studio をアンインストールするには
[コントロール パネル] の [プログラムと機能] ページで、アンインストールする製品のエディションを選択し、[変更] を選択します。
セットアップ ウィザードで、[アンインストール]、[はい] の順に選択し、ウィザードの残りの指示に従います。
サイレント モードまたはパッシブ モードで Visual Studio をアンインストールする (つまり、ソースからアンインストールする) には
Visual Studio がインストールされているコンピューターで、Windows コマンド プロンプトを開きます。
次のパラメーターを入力します。
DVDRoot \vs_ProductName.exe </quiet|/passive> [/norestart]
If ERRORLEVEL 1 Echo ERRORLEVEL=%ERRORLEVEL%
アンインストール ユーティリティを使用しても Visual Studio をアンインストールできない場合は、Visual Studio を削除してから関連するコンポーネントを削除することで、手動でアンインストールできます。詳細については、「Visual Studio デベロッパー センター」を参照してください。
関連トピック
タイトル |
説明 |
---|---|
同じコンピューターに複数バージョンの Visual Studio をインストールする方法について説明します。 |
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Visual Studio アプリケーションで使用できるグラフィックスをインストールする方法について説明します。 |
|
Visual Studio の配置オプションについて説明します。 |
|
別の言語バージョンの Visual Studio をインストールする方法について説明します。 |
|
インストールのエラーが発生した場合にヘルプを表示する方法について説明します。 |
|
評価版から Visual Studio 2012 のフル ライセンス版にアップグレードする方法について説明します。 |
|
インストールしている Visual Studio のプロダクト キーを調べる方法について説明します。 |
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Visual Studio を効果的に使用する方法を説明するドキュメントへのリンクです。 |
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Visual Studio の各バージョンでサポートされている特定の機能を示します。 |