C# の書式指定子
[ウォッチ] ウィンドウまたは [クイック ウォッチ] ダイアログ ボックスで C# コードをデバッグする場合、書式指定子を使用して値を表示する書式を変更します。
書式指定子を使用するには、式に続いてコンマを入力します。コンマの後に、適切な指定子を追加します。
使用例
たとえば、nVar が文字変数で、[ウォッチ] ウィンドウには 0x0000F065 と値が表示されているとします。この値を 10 進数で表示しても、すべての変数を 10 進数で表示するように再設定はしない場合を考えます。書式指定子 d を使用して、変数の内容を 10 進数で表示します。
nVar,d
デバッガーで認識される C# の書式指定子を次の表に示します。
指定子 |
書式 |
値 |
表示 |
---|---|---|---|
ac |
式を強制的に評価します。これは、プロパティの暗黙の評価および暗黙の関数呼び出しがオフの場合に便利です。「副作用と式」を参照してください。 |
||
d |
10 進整数 |
0x0065 |
101 |
dynamic |
動的ビューを使用して、指定されたオブジェクトを表示します。 |
||
h |
16 進整数。 |
61541 |
0x0000F065 |
nq |
引用符なしの文字列。 |
"My String" |
My String |
hidden |
パブリック メンバーとパブリックでないメンバーをすべて表示します。 |
||
raw |
未処理の項目ノードで表示されるように項目を表示します。プロキシ オブジェクトのみで有効です。 |
||
results |
IEnumerable または IEnumerable<T> を実装する型の変数と共に使用します。通常はクエリ式の結果です。クエリ結果を含むメンバーのみを表示します。 |