RebuildWarehouse コマンド
RebuildWarehouse コマンドを使用すると、Visual Studio Team Foundation Server (TFS) で使用される SQL Server Reporting Services および SQL Server Analysis Services のデータベースをビルドし直すことができます。
これらのデータベースのリビルドを対話的に開始するには、Team Foundation の管理コンソールのレポート ノードを使用できます。詳細については、「Team Foundation 管理コンソールを開く」を参照してください。
必要なアクセス許可
RebuildWarehouse コマンドを使用するには、次のグループのメンバーである必要があります。
Team Foundation 管理者セキュリティ グループ、および Team Foundation の管理コンソールを実行しているサーバーの Administrators セキュリティ グループ
TFS のデータベースをホストする SQL Server のインスタンスを実行しているサーバーの sysadmin グループ
詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
[!メモ]
管理資格情報を使ってログオンしている場合でも、この機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開く必要があります。
TFSConfig RebuildWarehouse /analysisServices | /all [/ReportingDataSourcePassword:Password]
パラメーター
プレースホルダー |
説明 |
---|---|
Password |
SQL Server Reporting Services のデータ ソース アカウントで使用されるパスワードを指定します。このドキュメントでは、このアカウントを TFSReports としています。 |
オプション |
説明 |
---|---|
/analysisServices |
/all を使用しない場合は、必ず指定します。Analysis Services のデータベースのみがビルドし直されるように指定します。Analysis Services のデータベースが存在しない場合は、/reportingDataSourcePassword オプションも使用する必要があります。 |
/all |
/analysisServices を使用しない場合は、必ず指定します。TFS で使用されるレポート データベースおよび分析データベースすべてがビルドし直されるように指定します。 |
/reportingDataSourcePassword:Password |
TFS_Analysis データベースが存在しない場合は、必ず指定します。SQL Server Reporting Services のデータ ソース アカウントとして使用されるアカウント (TFSReports) のパスワードを指定します。詳細については、「Team Foundation Server におけるサービス アカウントと依存関係」を参照してください。 |
解説
このコマンドは、チーム プロジェクト コレクションを移動または分割する場合、データを復元する場合、それ以外にも、配置の構成を変更する場合に使用することがあります。
使用例
TFS の配置の Analysis Services データベースをビルドし直す方法を次の例に示します。
[!メモ]
これらの例は、例示のみを目的としており、架空のものです。実際のものとは一切関係ありません。
TFSConfig RebuildWarehouse /analysisServices
参照
処理手順
概念
Team Foundation Server のアーキテクチャ