グラフィックス イベント呼び出し履歴
[グラフィックス イベント呼び出し履歴] は、Visual Studio のグラフィックス診断ツールの 1 つであり、グラフィックス ログにキャプチャされたグラフィックス イベントとアプリケーションのソース コードの関係をマップします。
[グラフィックス イベント呼び出し履歴] を次に示します。
グラフィックス イベント呼び出し履歴について
[グラフィックス イベント呼び出し履歴] を使用して、特定の Direct3D イベントに至った実行のフローを確認することができます。これは Visual Studio の呼び出し履歴ウィンドウに似ていますが、実行中のアプリケーションにおけるアクティブ スレッドの現在の呼び出し履歴を表示する代わりに、選択した Direct3D イベントが発生したときの呼び出し履歴の状態を表示します。[グラフィックス イベント呼び出し履歴] から、選択した Direct3D イベントの呼び出しサイトに移動して前後のコードを調べることができます。
[グラフィックス イベント呼び出し履歴] を使用して、問題のイベントの原因となったコード パスを識別し、コードベースの知識を使用して問題の潜在的な原因を減少させるか、または従来のデバッグ テクニックが使用できるようにアプリケーションのソース コードにブレークポイントを追加して、アプリケーションの状態またはイベント パラメーターがどのようにイベントの誤動作を発生させているかを調べることができます。この調査により、主にレンダリングの問題として捉えられているソース コードの問題を見つけることができます。
グラフィックス イベント呼び出し履歴情報
呼び出し履歴はフレーム内イベントまたはユーザー定義のイベントをサポートしていません。グラフィックス イベント呼び出し履歴は表形式で表示されます。
列 |
説明 |
---|---|
名前 |
呼び出しサイトを含む関数を一意に識別するシンボル。使用可能な場合には関数のデバッグ シンボルが表示されます。それ以外の場合は、関数のオフセットが表示されます。 |
ファイル |
呼び出しサイトを含むソース コード ファイルまたはライブラリ ファイルの名前。 |
場所 |
呼び出しサイトの行番号。 |
グラフィックス オブジェクトへのリンク
選択されたグラフィックス イベントを理解するには、通常、関連付けられた Direct3D オブジェクトに関する情報が必要です。[グラフィックス イベント呼び出し履歴] は、この情報へのリンクを示します。