CA1701: リソース文字列の複合語は、大文字と小文字を正しく区別しなければなりません
TypeName |
ResourceStringCompoundWordsShouldBeCasedCorrectly |
CheckId |
CA1701 |
分類 |
Microsoft.Naming |
互換性に影響する変更点 |
なし |
原因
リソース文字列に含まれる複合語で大文字と小文字が正しく使い分けられていないようです。
規則の説明
リソース文字列内の語は、大文字と小文字に基づくトークンに分割されます。Microsoft スペル チェック ライブラリは、隣接する 2 つのトークンの組み合わせを個別にチェックします。それらが認識されると、その語はこの規則への違反となります。違反となる複合語の例として、"CheckSum" や "MultiPart" があります。それぞれの正しい表記は、"Checksum" および "Multipart" です。以前は広く使用されていたことから、この規則にはいくつかの例外が含まれており、単一の語でありながら 2 つの語となるように大文字と小文字を使い分ける必要がある場合もあります。たとえば、"Toolbar" と "Filename" の場合は、それぞれ "ToolBar"、"FileName" が正しい表記です。
名前付け規則では、共通言語ランタイムをターゲットとするライブラリの統一的な名前の付け方が規定されています。これにより、新しいソフトウェア ライブラリを習得するまでの時間を短縮でき、マネージ コード開発の専門家によってライブラリが開発されたという信頼を顧客に与えることができます。
違反の修正方法
語の大文字と小文字を正しく記述します。
警告を抑制する状況
複合語を構成する 2 つの語がいずれもスペル チェック用の辞書によって認識され、その 2 つの語を意図的に使用する場合は、この規則による警告を抑制しても安全です。
複合語をスペル チェック用のカスタム辞書に追加することもできます。カスタム辞書にある語は違反の原因になりません。詳細については、「方法 : コード分析辞書をカスタマイズする」を参照してください。
関連規則
CA1702: 複合語では、大文字と小文字が正しく区別されなければなりません
CA1709: 識別子では、大文字と小文字が正しく区別されなければなりません
CA1708: 識別子は、大文字と小文字の区別以外にも相違していなければなりません