カスタム ファイルを使って OEM 情報を渡す方法 (HTML)

[ この記事は、Windows ランタイム アプリを作成する Windows 8.x および Windows Phone 8.x 開発者を対象としています。Windows 10 向けの開発を行っている場合は、「最新のドキュメント」をご覧ください]

開発したアプリでカスタム ファイルを使って OEM 情報をアプリに渡す方法

OEM 展開のために開発したアプリでカスタム ファイルを使って OEM 情報をアプリに渡すことができます。OEM 情報をアプリに渡すには、Custom.data ファイルを microsoft.system.package.metadata フォルダーに作成します。このファイル名はオペレーティング システムに固有であり、オペレーティング システムの更新時に自動的に繰り越されます。OEM はこのファイルを使って、OEM 展開であることを示すカスタム識別子をアプリに渡すことができます。 Custom.data ファイルはアプリごとに 1 つだけ作ることができます。アプリはこのファイルを検索して正しく読み取ることができる必要があります。開発者はこのファイルを信頼されていないデータとして扱います。

理解しておく必要があること

テクノロジ

必要条件

手順

ステップ 1: カスタム ファイルを作成してパッケージのメタデータ フォルダーに追加する

任意の形式を選んでカスタム データに使うようにアプリを設計できます。たとえば、XML、テキスト ファイル、または別のファイルの種類を使ってデータを整理できます。ファイルのテスト方法と検証方法について考慮することをお勧めします。たとえば、XML ファイル検証用の XML スキーマを作成できます。

任意のファイル名を持つ任意の種類のファイルをカスタム データ用に指定できます。DISM ツールを使ってカスタム データ ファイルをアプリ パッケージに追加すると、カスタム データ ファイルは DISM によって Custom.data という名前に変更され、microsoft.system.package.metadata フォルダーに保存されます。

  カスタム データ ファイルはアプリで変更できません。読み取り専用のリソースです。

 

ステップ 2: アプリのカスタム データ ファイルにアクセスする

Windows API を使ってコードからアプリの Custom.data ファイルにアクセスすることで、現在のパッケージに関する情報を取得できます。コードの例を次に示します。

Windows.ApplicationModel.Package.current.installedLocation.getFileAsync(
"microsoft.system.package.metadata\\custom.data")

Package.Current プロパティを使った開発について詳しくは、アプリ パッケージのマニフェスト情報の照会に関するクイックスタートをご覧ください。

IStorageFolder.GetFileAsync および StorageFile オブジェクトを使った custom.data へのアクセス方法について詳しくは、「データとファイルへのアクセス」をご覧ください。

関連トピック

クイック スタート: アプリ パッケージのマニフェスト情報の照会