IOpcDigitalSignature::GetPackageObjectReference メソッド (msopc.h)

署名されたパッケージ固有の Object 要素への参照を表す IOpcSignatureReference インターフェイス ポインターを取得します。

構文

HRESULT GetPackageObjectReference(
  [out, retval] IOpcSignatureReference **packageObjectReference
);

パラメーター

[out, retval] packageObjectReference

署名されたパッケージ固有の Object 要素への参照を表す IOpcSignatureReference インターフェイス ポインター。

戻り値

このメソッドは HRESULT を返します。 有効な値を次の表に示しますが、これ以外にもあります。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドが成功しました。
E_POINTER
packageObjectReference パラメーターが NULL です

注釈

packageObjectReference パラメーターで受け取った IOpcSignatureReference インターフェイス ポインターは、URI 属性値が "#idPackageObject" に設定されている Reference 要素を表します。 この要素の URI 属性値は、パッケージ固有の Object 要素の Id 属性値で、先頭にシャープ記号 ("#") が付いています。

署名が生成され、署名マークアップとしてシリアル化されると、参照と参照されるパッケージ固有の Object 要素が署名されます。 次のマークアップは、パッケージ固有の Reference 要素と、結果の署名マークアップ内のパッケージ固有の Object 要素を示しています。

<!-- Signature markup. -->
<Signature>
    <SignedInfo>
        [...]
        <!-- A reference to the package-specific <Object> that
        is, or will be, signed. -->
        <Reference URI="#idPackageObject">
             [...]
        </Reference>
    </SignedInfo>
    [...]
    <!-- The package-specific <Object> element. -->
    <Object Id="idPackageObject">
        <!-- This element contains the <Reference> elements that
        refer to parts and relationships in the package that are
        or will be signed. -->
        <Manifest>
            [...] 
        </Manifest>
    </Object>
</Signature>

スレッド セーフ

パッケージ 化オブジェクトはスレッド セーフではありません。

詳細については、Packaging API を使用したはじめにに関するページを参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 7 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 R2 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー msopc.h

こちらもご覧ください

コア パッケージ インターフェイス

デジタル署名の概要

Packaging API を使用したはじめに

IOpcDigitalSignature

概要

パッケージ化 API プログラミング ガイド

パッケージ化 API リファレンス

API サンプルのパッケージ化

デジタル署名インターフェイスのパッケージ化

インターフェイスのパッケージ化

参照