ldap_connect 関数 (winldap.h)
ldap_connect関数は、サーバーとの接続を確立します。
構文
WINLDAPAPI ULONG LDAPAPI ldap_connect(
[in] LDAP *ld,
[in] l_timeval *timeout
);
パラメーター
[in] ld
ldap_initから取得したセッション ハンドル。
[in] timeout
タイムアウトまでの接続の確立に費やす秒数を指定する LDAP_TIMEVAL構造体への ポインター。 NULL の場合、関数は既定のタイムアウト値を使用します。
戻り値
関数が成功すると、 LDAP_SUCCESS が返されます。
関数が失敗した場合は、エラー コードが返されます。 詳細については、「 戻り値」を参照してください。
解説
サーバーへの接続を確立するためにクライアント呼び出し ldap_connect 必要はありませんが、これを行うことをプログラミングすることをお勧めします。 接続が存在しない場合は、他の関数 ( ldap_bind_sなど) が内部的に呼び出しを実行します。 ただし、アプリケーションのこの部分のトラブルシューティングを行う必要がある場合は、 ldap_bind_sなどの他の関数の呼び出しを行う前に接続を確立すると、接続が失敗した場合に発生する可能性のある問題も分離されます。 または、接続ブロックに追加のオプションを指定することもできます。 たとえば、クライアントは ldap_init を呼び出してセッションを初期化し、null 以外のタイムアウト パラメーター値を指定してldap_connectを呼び出して、指定されたタイムアウトでサーバーに接続できます。
ldap_connectの呼び出しが成功した場合、クライアントは匿名ユーザーとして LDAP サーバーに接続されます。 セッション ハンドルは、不要になったときに ldap_unbind の呼び出しで解放する必要があります。
ldap_connect呼び出しが失敗した場合は、エラーの回復が不要になったときに、ldap_unbindの呼び出しでセッション ハンドルを解放する必要があります。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | winldap.h |
Library | Wldap32.lib |
[DLL] | Wldap32.dll |