ピボットのガイドライン (Windows Phone ストア アプリ)
Windows Phone アプリ: ピボット項目を含むピボット コントロール
説明
ピボット コントロールは、通常は同じデータ セット内の異なるピボット (ビューまたはフィルター) 間で、迅速な移動手段を提供する全画面表示のコンテナーおよびナビゲーション モデルです。たとえば、ピボット コントロールを使った電子メール アプリでは、最初のピボット項目 (またはビュー) 内のすべての電子メールを一覧に示した後、他のピボット項目で同じ一覧を未読の電子メール、フラグ付き電子メール、緊急の電子メールにフィルターできます。
推奨と非推奨
- ピボット コントロールの既定の外観を上書きするためにテーマを使います。
- ピボット コントロールは、最後のピボット項目から最初のピボット項目に、および逆方向にラップします。アプリのフローを正しく設計するためにこの効果を使います。
- パフォーマンス上の理由から、ユーザーが迷う可能性を小さくするために、ピボット コントロール内では 4 ~ 5 個未満のピボット項目のみを使います。ピボット コントロールの使用は控え目にし、エクスペリエンスに適切なシナリオでのみピボット項目を使います。
- 同様の種類のオブジェクトまたはデータを表示する場合にのみピボット コントロールを使います (たとえば、同じデータのフィルター処理されたビューなど)。
- ユーザーに次のピボット ウィンドウの存在について視覚的なヒントを提供し、ローカライズに役立つように、ピボット項目のヘッダー テキストは最大で 2 単語に制限します。
- ピボット コントロールをタスク フローには使わないでください (根本的に異なるタスクを示すことになります)。異なるピボット項目はシームレスにフローし (外観)、項目間の移動でユーザー アクティビティを大幅に変更することは避ける必要があります (たとえば、メールをフィルターするページと図を表示するページなど)。
- ユーザー操作によって情報が追加される可能性がある間、空のピボット項目は削除しないでください。たとえば、未読の電子メールが現在ない場合でも、同期によって表示される可能性があるので、未読メールのピボット項目は削除しないでください。その代わりに、"未読メッセージがありません" などのプレースホルダー コンテンツを表示します。
- ハブ コントロール内ではピボット コントロールを使わないでください。逆の場合も同じです。また、ピボット コントロールを別のピボット コントロール内に配置しないでください。ただし、ピボット コントロールに対するハブ セクション リンク内にオブジェクトを含めることができます。逆の場合も同様です。
- ピボット コントロール内でパンやスクロールできるコントロールを使わないでください。たとえば、ピボット項目内にマップ コントロールを配置すると、ピボット コントロールが使いにくくなる場合があります。ジェスチャ入力が混同されます。たとえば、ピボット コントロールの項目内にあるスライダーを左にスライドしようとした場合、隣接する項目への移動またはスライダーの移動のいずれを希望しているのかが不明確です。これを解決するには、ジェスチャ入力を必要とするコントロールを個別のページに配置し、そこにナビゲートします。ジェスチャが無効になっているコントロール (おそらくはマップ) はピボット項目に配置しても問題ありません。マップをアクティブ化するボタンをオーバーレイできます。このボタンを押すかタップすると、マップだけが含まれる別のページに移動します。その後、ユーザーは、戻るボタンを押してピボット項目に戻ることができます。
- ピボット項目内でテキスト入力ボックスを使わないでください。この操作は、左から右へのフリックおよびパン ジェスチャ操作に干渉します。
その他の使い方のガイダンス
ピボット コントロールを使って、大きなデータ セットのフィルター処理、複数のデータ セットの表示、アプリ ビューの切り替えを行います。アプリは、統合 Windows Phone ピボット エクスペリエンスのような外観で応答できます。
外観と操作
ピボット コントロールは、相互に水平方向に配置された一連のピボット項目 (またはビュー) をホストします。このコントロールによってユーザーは、水平方向にスライドまたはフリックして次のピボット項目または前のピボット項目に進むことができます。
ピボットには、次のタッチ操作のサポートが組み込まれています。
- 水平方向のスライド (タッチおよび左/右のドラッグ)
- 水平方向のフリック (タッチおよび左/右のすばやいフリック)
一般的な場合—たとえばリンクをタップしてリストを垂直方向にスクロールできる場合に、ピボット項目内でホストされたコントロールは引き続き対話的です。
コントロールの説明
ピボット コントロールは、ピボット項目のホスト (つまりコンテナー) です。そして各ピボット項目には、レイアウト パネル、コントロール、リンクなど、任意のコンテンツを含めることができます。ピボット コントロールのアーキテクチャについて詳しくは、「Windows Phone のピボット コントロール アーキテクチャ」をご覧ください。
ピボット コントロールの各部 (ピボット タイトル、ピボット項目ヘッダーなど)
関連トピック
デザイナー向け
開発者向け (XAML)