Xamarin.Forms シェル

はじめに

Xamarin.Forms シェルでは、ほとんどのモバイル アプリケーションが必要としている基本機能を提供することで、モバイル アプリケーション開発の複雑さが軽減されます。 これには、一般的なナビゲーション ユーザー エクスペリエンス、URI ベースのナビゲーション体系、および統合された検索ハンドラーが含まれます。

Xamarin.Forms シェル アプリケーションを作成する

Xamarin.Forms シェル アプリケーションを作成するプロセスは、Shell クラスをサブクラス化する XAML ファイルを作成し、アプリケーションの App クラスの MainPage プロパティを、サブクラス化した Shell オブジェクトに設定した後に、サブクラス化した Shell クラス内にアプリケーションのビジュアル階層を記述することです。

Flyout

ポップアップは、シェル アプリケーションのオプションのルート メニューであり、アイコンから、または画面の横からスワイプして、アクセスすることが可能です。 ポップアップは、オプションのヘッダー、ポップアップ項目、オプションのメニュー項目、およびオプションのフッターから構成されています。

タブ

ポップアップ後は、シェル アプリケーション内の次のレベルのナビゲーションが下部のタブ バーに表示されます。 または、アプリケーションのナビゲーション パターンを下部のタブから始めて、ポップアップを使用しないようにすることができます。 どちらの場合も下部のタブに複数のページが含まれる場合は、上部のタブからページをナビゲートできます。

ページ

ShellContent オブジェクトを使用すると、FlyoutItem または Tab ごとに ContentPage オブジェクトを表すことができます。

シェル アプリケーションでは、設定されたナビゲーション階層に従わなくても、アプリケーション内の任意のページに移動するルートを使用する URI ベースのナビゲーション体系を活用できます。

シェル アプリケーションでは、各ページの上部に追加できる検索ボックスとして提供される、統合された検索機能を利用できます。

ライフサイクル

シェル アプリケーションでは、Xamarin.Forms のライフサイクルが尊重されます。また、ページが画面に表示されようとしているときに Appearing イベントが起動され、ページが画面から消えようとしているときに Disappearing イベントが起動されます。

カスタム レンダラー

シェル アプリケーションは、さまざまなシェル クラスによって公開されているプロパティとメソッドを利用して、カスタマイズすることができます。 ただし、プラットフォーム固有のより詳細なカスタマイズが必要な場合は、シェルのカスタム レンダラーを作成することも可能です。