移行マネージャーのアクセス許可の設定

設定を確認して、ファイル、フォルダー、メタデータへのアクセス権を持つ同じユーザーが移行後も引き続きアクセスできることを確認します。

アクセス許可を移行する

既定では、Migration Manager はフォルダーのアクセス許可を移行します。 ファイルのアクセス許可は移行されず、移行先ファイルは親フォルダーのアクセス許可を継承します。

ファイルのアクセス許可の移行は、プロジェクト設定で有効にすることができます。

プロジェクト設定

有効にすると、コピー先のファイルのアクセス許可はソースと同じになります。 これにより、移行されたファイルが移行前と同じユーザーと共有されます。

注:

  • ファイルのアクセス許可を移行すると、移行プロセスが遅くなる可能性があります。
  • アクセス許可が移行されている間、OneDrive の [自分と共有] 情報を表示することはできません。

ID のマッピング

ID マッピングは、ソース環境にアクセスできるユーザー ID とグループ ID を照合し、それらの ID を Microsoft 365 ユーザー ID とグループ ID にマップする場合です。 このプロセスは移行において重要です。 移行前に ID が適切に設定されていないと、ユーザーがコンテンツへのアクセスを失う可能性があります。 またその結果として、送信先で情報が間違ってしまう可能性もあります。

さまざまなクラウド シナリオでの ID マッピングの詳細については、以下を参照してください。

注:

Google 共有ドライブのアクセス許可を移行するときは、次の操作を行うことをお勧めします。

  • Google ドライブ グループと同じメンバーシップを持つ Microsoft 365 グループを再作成します。 新しいグループを作成するか、Google 共有ドライブの移行先として指定したチーム サイトにリンクされているグループを編集できます。
  • [マップ ID] 設定で、共有ドライブの元の Google ドライブ グループを、上記で再作成した Microsoft 365 グループにマップします。