RecordCount プロパティ (ADO)

Recordset オブジェクト内のレコードの数を示します。

戻り値

Recordset 内のレコードの数を示す Long 値を返します。

注釈

Recordset オブジェクト内のレコードの数を調べるには、RecordCount プロパティを使用します。 ADO がレコードの数を判断できない場合、またはプロバイダーかカーソルの種類が RecordCount をサポートしていない場合、このプロパティは -1 を返します。 閉じた RecordsetRecordCount プロパティを読み取ると、エラーが発生します。

ブックマークまたはおおよその配置

Recordset オブジェクトがブックマークまたはおおよその配置をサポート "している" 場合、このプロパティは Recordset 内のレコードの正確な数を返します。 このプロパティは、Recordset が完全に設定されているかどうかに関係なく、正確な数値を返します。

これに対し、Recordset オブジェクトがブックマークまたはおおよその配置をサポート "していない" 場合、このプロパティにアクセスすると、リソースが大幅に消費される可能性があります。 リソースの大幅な消費は、正確な RecordCount 値を返すために、すべてのレコードを取得してカウントする必要があるために発生します。

  • ブックマークに関連する adBookmark
  • adApproxPosition はおおよその配置に関連します。

注意

ADO バージョン 2.8 以前では、Supports (adApproxPosition)Supports (adBookmark) の両方に True が返されるという事実にもかかわらず、SQLOLEDB プロバイダーは、サーバー側カーソルを使用するときにすべてのレコードをフェッチします。

Recordset オブジェクトのカーソルの種類は、レコードの数を判断できるかどうかに影響します。 RecordCount プロパティは、専用カーソルの場合は -1 を返します。静的カーソルまたは keyset カーソルの場合は、実際の数を返します。動的カーソルの場合は、データ ソースに応じて、-1 または実際の数を返します。

適用対象

Recordset オブジェクト (ADO)

参照

Filter および RecordCount プロパティの例 (VB)
Filter プロパティと RecordCount プロパティの例 (VC++)
AbsolutePosition プロパティ (ADO)
PageCount プロパティ (ADO)